▼『レイチェル』ダフネ・デュ・モーリア
従兄のアンブローズが滞在中のフィレンツェで結婚したと聞いた時、彼を兄とも父とも慕っていたフィリップは孤独を感じた。その後、アンブローズは亡くなり、フィリップは顔も知らない未亡人レイチェルに敵意を抱く。しかし彼女と顔を合わせた時、その気持ちはなくなり、次第に惹かれていく。だが、残されたアンブローズの手紙が疑惑をかきたてる。彼はレイチェルに殺されたのだろうか──?("My Cousin Rachel" by Daphne du Maurier, 1951)
tag : サスペンス/ミステリ 創元推理文庫 ★★★★
▼『レベッカ』ダフネ・デュ・モーリア
21歳の「わたし」はモンテカルロでイギリスの紳士マキシム・ド・ウィンターと出会う。彼はマンダレイという有名な領地に住んでいる。そこにある屋敷は、子供時代のわたしのあこがれだった。マキシムとわたしは結婚し、マンダレイへ戻ることになるが、そこには彼が一年前に亡くした妻レベッカの痕跡がそこかしこに残っていた。("Rebecca" by Daphne Du Maurier, 1938)
※『ジェイン・エア』のネタバレも含まれます。
tag : サスペンス/ミステリ 新潮文庫 ★★★★☆
▼『逃げるアヒル』ポーラ・ゴズリング
▼『禁じられた熱情』ローラ・リー
▼『その愛に守られたい』シャノン・マッケナ
▼『シエナに恋して』リサ・マリー・ライス
数学者のフェイスは、親友ルーの兄であるアイスホッケーのスター選手ニックと一夜をともにする。が、翌朝彼からかけられたのは思いがけない言葉だった。傷心のフェイスだったが、突然上司であるケイン教授からイタリアのシエナで行われる学会にアシスタントとして呼ばれることになる。折しもシエナではパーリオと言われる地区同士での競馬の直前で、町はお祭り騒ぎだった。("Murphy's Law" by Lisa Marie Rice, 2014)
tag : サスペンス/ミステリ 扶桑社ロマンス ★★
▼『天国の港』リサ・マリー・ライス
▼『心閉ざされて』リンダ・ハワード
アラバマきっての名家ダベンポート家は、ロアンナの祖母ルシンダが君臨していた。七歳のロアンナは両親をなくし、ルシンダの暮らすダベン・コートへ引き取られた。そこには同じく親を亡くした従姉妹のジェシー、そして又従兄弟のウェッブ・タラントがいた。優秀なウェッブは祖母から信頼され、ダベンポート家を継ぐべく、10年後ジェシーと結婚する。しかし、ロアンナがある秘密を目撃し、ウェッブとジェシーが激しい口論をした日の夜、ジェシーが無残な死体で発見される。("Shades Of Twilight" by Linda Howard, 1996)
tag : サスペンス/ミステリ 二見文庫 ★★★★
▼『真夜中の探訪』リサ・マリー・ライス
『真夜中の探訪』─ジャッコは恋人ローレンから妊娠を告げられて、激しく動揺してしまう。自分の生い立ちや薬物中毒の母親、そして誰かもわからぬ父親のことを考えると、子供を持つことが怖くなったのだ。ジャッコは自分が何者なのかを探るため、生まれ故郷へ向かう。
『真夜中の影』─目の手術に成功したアレグラは、夫のコワルスキとギリシャのリゾート島に滞在していた。視力は回復していたが、最近不穏な影が視界に現れるようになり、アレグラは不安に苛まれていた。
・〈ミッドナイト〉シリーズスピンオフ
tag : サスペンス/ミステリ 扶桑社ロマンス ★★★☆ シリーズ
▼『八つ墓村』横溝正史
母を幼い頃に亡くし、養父家族とも戦争で離れ離れになった寺田辰弥は、ある日、岡山の旧家・田治見家の跡取りだとわかる。ところが彼を迎えに来た母の父が突然倒れ、亡くなってしまう。辰弥は、田治見家の双子の大伯母から依頼を受けた未亡人の森美也子に連れられ、八つ墓村を訪れる。田治見家には病弱な異母兄姉がおり、兄の久弥は床に臥せっていた。その久弥が、辰弥の目の前で祖父と同じように亡くなる。
・〈金田一耕助〉シリーズ(金田一耕助ファイル1)
tag : サスペンス/ミステリ ★★★★☆ 角川文庫 シリーズ