2012 · 12 · 07 (Fri) 14:59 ✎
◆『花嫁と呼ばれる日』エマ・ダーシー(ハーレクイン)
死の淵にいる弟の告白を聞き、ルチアーノは愕然とする。元妻スカイの不貞は仕組まれたものだって? 彼女の言うことを信じられず、離婚したのは間違いだというのか──。彼は6年ぶりにスカイを探しだす。彼女は誰の援助も受けず、一人でルチアーノの息子マットを育てていた。("The Italian's Stolen Bride" by Emma Darcy, 2005)
死の淵にいる弟の告白を聞き、ルチアーノは愕然とする。元妻スカイの不貞は仕組まれたものだって? 彼女の言うことを信じられず、離婚したのは間違いだというのか──。彼は6年ぶりにスカイを探しだす。彼女は誰の援助も受けず、一人でルチアーノの息子マットを育てていた。("The Italian's Stolen Bride" by Emma Darcy, 2005)
私、2ちゃんねるはROM専門で、いくつか好きなスレッドを見たり、生活板とか育児板とか家庭板のまとめサイトを見るくらい。
で、「既婚男性板」の好きなスレッドの中に、妻に逃げられそうな人の相談所がある。
頑なに自分の偏りを認めない相談者に対して、縁もゆかりもないスレ住人が懇切丁寧に説明し、噛み砕いて納得させようとする。反省しているような書き込みでも言い回しの端々に残る傲慢さをあぶり出して指摘したり。
最後まで納得しない人もいるけど、ちゃんと「自分のやってきたことが、いかに妻をないがしろにしてきたか」と気づいて、家族のためにやるべきことができるようになると、なぜか書き込みを読んでいるだけなのに妙な感動がある(釣り=フィクションかどうかは置いといて)。
今回の作品は、そんな感じの話だった(´ω`;)。ヒーロー、復縁するにあたって嫁いびりをしていた舅姑(ニセ写真で兄をだました弟は事故で死亡)を追求し、
「僕が君を守るから、もう一度結婚してくれ」
とヒロインに頼み込む。
が、彼女にしてみれば彼は甘いと感じてしまう。
きつく叱ったとはいえ、策略の中心にいた舅は謝る気ゼロだし、多少折れる気がありそうな姑も孫のためのようだし、ヒーロー自身も親の会社に勤めたまま。
「全部捨てる覚悟あんのか(゚Д゚)ゴルァ!!」
と言われて改めて両親と話してみると、案の定認めたふりをしていただけと気づき、
「俺の親父とおふくろってこんな人間だったのか(´Д`;)」
とショックを受ける。愛する嫁を見下している態度に腹を立て、
「絶縁だ!ヽ(`д´#)ノ」
と宣言してしまう。
うわ、既男そのまんまの展開(・∀・)、と思ったけど、ハーレの嫁は優しい。何とか夫家族の絆を取り戻そうと心を砕く。ヒーローがせっかくここまで覚悟したのに、ちょっともったいないと思ったよ(´・ω・`)。
まあ、現実にはこううまくは行かないと思うのですが、ロマンスではこうしないといけないんだろうな……。
(★★★☆)
で、「既婚男性板」の好きなスレッドの中に、妻に逃げられそうな人の相談所がある。
頑なに自分の偏りを認めない相談者に対して、縁もゆかりもないスレ住人が懇切丁寧に説明し、噛み砕いて納得させようとする。反省しているような書き込みでも言い回しの端々に残る傲慢さをあぶり出して指摘したり。
最後まで納得しない人もいるけど、ちゃんと「自分のやってきたことが、いかに妻をないがしろにしてきたか」と気づいて、家族のためにやるべきことができるようになると、なぜか書き込みを読んでいるだけなのに妙な感動がある(釣り=フィクションかどうかは置いといて)。
今回の作品は、そんな感じの話だった(´ω`;)。ヒーロー、復縁するにあたって嫁いびりをしていた舅姑(ニセ写真で兄をだました弟は事故で死亡)を追求し、
「僕が君を守るから、もう一度結婚してくれ」
とヒロインに頼み込む。
が、彼女にしてみれば彼は甘いと感じてしまう。
きつく叱ったとはいえ、策略の中心にいた舅は謝る気ゼロだし、多少折れる気がありそうな姑も孫のためのようだし、ヒーロー自身も親の会社に勤めたまま。
「全部捨てる覚悟あんのか(゚Д゚)ゴルァ!!」
と言われて改めて両親と話してみると、案の定認めたふりをしていただけと気づき、
「俺の親父とおふくろってこんな人間だったのか(´Д`;)」
とショックを受ける。愛する嫁を見下している態度に腹を立て、
「絶縁だ!ヽ(`д´#)ノ」
と宣言してしまう。
うわ、既男そのまんまの展開(・∀・)、と思ったけど、ハーレの嫁は優しい。何とか夫家族の絆を取り戻そうと心を砕く。ヒーローがせっかくここまで覚悟したのに、ちょっともったいないと思ったよ(´・ω・`)。
まあ、現実にはこううまくは行かないと思うのですが、ロマンスではこうしないといけないんだろうな……。
(★★★☆)
最終更新日 : -0001-11-30