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2009 · 03 · 09 (Mon) 16:33

▽『マイアミ弁護士 ソロモン&ロード』ポール・ルバイン

▽『マイアミ弁護士 ソロモン&ロード』ポール・ルバイン(講談社文庫)
 弁護士のスティーヴ・ソロモンは、ある裁判で知り合った検事ヴィクトリア・ロードを法律家としても女性としても気に入るが、彼女はいつも調子を狂わされる型破りな彼の態度に戸惑い気味。だがヴィクトリアの友人が富豪の夫を殺した罪で告発され、その裁判を二人で手がけることになる。

 ロマ本をいっぱい読んでいると、普通の読書の時、頭が切り替わらない……。翻訳ものの場合は顕著だ。日本の小説は平気みたいだが。
 これ、面白かったんだけど、長いんじゃないか、と思いました。長い割に、読んでるとページ数がすぐに稼げる、というところが特に。(矛盾した言いようですが、つまり、もっと短くても同じ内容にできるってことです)
 まあでも、こういう遊びは嫌いではないのです。ヒーローのスティーヴはその雰囲気に合っていて、軽く見えるけど実は心優しくて熱いというキャラクターを的確に表していると思いました。彼を取り巻く脇キャラたち、とりわけ甥っ子のボビーとの会話は読んでいてとても楽しい。ちょっとしか出ないキャラも個性的で魅力的。ストーリーも面白かったです。二つの裁判の行く末が気になった。
 問題は、ヒロインのヴィクトリアか……orz 読むのが遅かったのは、彼女のせいらしい。どうせなら、彼女視点なんか取っ払っちゃって、スティーヴが悶々と悩んでるだけでもよかったくらいだ。だって、彼は結局、終始受け身だったんだもん。彼女は婚約してて、振られるってわかってるから、かなりヘタレてたし。でも、女の方は、女の方からフラフラしちゃうわけです。
 彼女の視点がなければ、自分のやっちゃったことへのうじうじした言い訳を読まずにすんだのに(もっと短くもなったろうに)。自分に対しての言い訳っていうのが、一番イライラするんだよねえ。
 男も女も、ズルイ奴はやっぱり嫌いだ!(-"-;)
(★★★☆)

最終更新日 : -0001-11-30

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