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2012 · 12 · 28 (Fri) 19:52

▼『私のプリンス』スーザン・ブロックマン

▼『私のプリンス』スーザン・ブロックマン(MIRA文庫)
 アメリカ親善ツアー中のウスタンジア皇太子の暗殺未遂事件が起こり、米海軍特殊部隊SEALs所属のジョー・カタラノット大尉が呼ばれる。彼が皇太子と瓜二つの容貌から、替え玉にして犯人のテロリストを逮捕するという作戦だ。皇太子のメディアイメージ・コンサルタントであるヴェロニカは、粗野なジョーをたった二日で完璧なプリンスに仕立てあげなくてはならなくなった。("Prince Joe" by Suzanne Brockmann, 1996)
・〈危険を愛する男たち〉シリーズ第1作

 あああ、ついにこのシリーズに手を出してしまいました(´д`;)。なぜもう家に10冊もあるんでしょうか。orz
 この1作目がつまらなかったら超萎えるなあ(´・ω・`)、と思ったんですが、杞憂でした。面白かったです!
 SEALsの無駄遣いという感じの贅沢さ(´∀`;)。ものまね上手のヒーローのおかげで、作戦はうまく行きます。
 皇太子自体はわがままで高慢なクズ野郎(マジで)ですが、ヒーローはユーモアも思いやりもある気持ちのいい男。自分の仕事に誇りを持っているけど、下層階級出身故のコンプレックスもある。そういうのを隠そうとするヒーローが多いけど、彼は割と素直です。惚れた女が、王族が通うような学校出身で、しかも皇太子の妹が友だち&義姉(ヒロイン兄と結婚している)とか、

「なんか世界違いすぎる!(;゚д゚)」

 と少し萎縮気味。
 ヒーローが自分のコンプレックスに悶々と悩んでいる間、ヒロインは、

「こんな危険な任務に行く彼を見送る生活なんて、耐えられない。・゚・(ノД`)・゚・。」

 と葛藤する。
 それを、

「私たちはお互いに別世界の人間よ。私は……あなたの(危険と暴力の)世界になじんでいるふりはできないの」

 と表現したもんだから、ヒーローガ━━(;゚Д゚)━━ン!!

「俺みたいな階級が下の男とは結婚できないってか!?」

 となってしまう。
 本来なら切ないすれ違いなんでしょうが、この二人の場合、なんだかおかしかった。特にヒーローの盛大な勘違いが。それをしたまま、何とか彼女を取り戻そうと言ったことがまたおかしい。

「ふたりで人前に出る必要はないよ。友達や家族に僕との関係を知らせる必要もない。君がそうしてくれと言うなら、僕はいつも裏口から忍びこむ」

 そ、そんなに卑屈にならんとも(´Д`;)。
 でも、その必死さが何だかかわいかった。当然ヒロインには、

「(゚Д゚)ハァ?」

 と言われてしまうんですけどね。
 結婚したあとにきっと、「皇太子ごっこ」というのが夫婦の間で流行るに違いない。
(★★★★)

最終更新日 : -0001-11-30

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