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2013 · 02 · 09 (Sat) 15:37

▼『あの夏のヒーロー』スーザン・ブロックマン

▼『あの夏のヒーロー』スーザン・ブロックマン(ハーレクイン)
 ルーシーがハイスクール時代にあこがれていたブルー・マッコイが故郷へ帰ってきた──義兄ゲリーの結婚式に出るために。花嫁は、ブルーの元恋人だ。パーティーでブルーは彼女と踊り、ゲリーと口論になる。そして次の日、ゲリーが死体となって発見された。警察官であるルーシーは事件の担当になるが、出てくるのはブルーに不利な証拠ばかり。でも、彼は絶対に犯人じゃない!("Forever Blue" by Suzanne Brockmann, 1996)
・〈危険を愛する男たち〉シリーズ第2作

 シリーズ第1作『私のプリンス』ヒーロー友人のお話です。この人もSEALs隊員。
 でも戦地とか作戦で活躍するわけではなく、殺人犯に疑われ、友だちや上司に助けを求めたらみんな任務で連絡つかなくて大ピンチ、という意味での使われ方。またもやSEALsの無駄遣い(´∀`;)。基本的にそういうシリーズなの、これ?
 ストーリーとしては初恋や幼なじみの再会ものに近く、ヒーローもヒロインも真面目ないい人。しかし、いい人故に萌えもツッコミ場所も少なめ。事件の真相はバレバレなんだけど、小さな田舎町の腐敗っぷりが胸糞悪く、そこの警察に知らなかったとはいえ就職してしまったヒロインがよく無事でいられたものだ、と思った。
 まあ、アンタッチャブルなところに近寄らなければ、何も知らないまま普通に生活していたんでしょうけど、無実の人間に罪を着せて追い詰めるという陰湿さに少し引いてしまった(´・ω・`)。
 その分、ヒロインがヒーローを救う方法や、カーチェイスの果てに行き着いたところに盛り上がりがあるわけなんですが。そこは面白かった。
 シリーズとして追っかけていこうと思っているので、間に別のものをはさみつつ、読みますよ。
(★★★☆)

最終更新日 : -0001-11-30

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