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2013 · 04 · 10 (Wed) 09:56

▲『緑の瞳のアマリリス』ジェイン・アン・クレンツ

▲『緑の瞳のアマリリス』ジェイン・アン・クレンツ(ハヤカワ文庫SF)
 カーテンという時空異常によって、太陽系に繋がれた惑星セント・へレンズ。現在はカーテンの消滅によって、地球とは隔絶されている。入植者たちはセント・へレンズ独自の文明を発達させ、それとともに超能力者も生んでいった。しかし超能力はそれだけでは力を維持できない。プリズムと呼ばれる能力集中者が必要なのだ。
 カーテン消滅から200年後、プリズムのアマリリスは、超能力者で富豪のルーカスと組むことになる。結婚仲介エージェンシーに紹介された相手を装い出席したパーティーで、二人は倫理観に欠ける力の使い方をする人物を見つける。("Amarylis" by Jayne Ann Krentz, 1996)

 ジェイン・アン・クレンツがジェイン・キャッスル名義で書いたSFロマンスを再読しました。
 あらすじが──というか、舞台になる惑星の説明が長くなってしまった。けど、これを書かないとわからないもんね。
 地球とは別の惑星とか、超能力者とプリズム(これも別の意味の超能力者)とか、SF的設定はあるんですが、ロマンス的にはあまり関係ない。コンテンポラリーとヒストリカルとパラノーマルを混ぜたようなものが書きたくて作った設定のように思えました。
 だからといって特に矛盾があるわけじゃないんだけど、ストーリーの都合上で作った世界という感じで、別に普通のパラノーマルでもよかったんじゃないかな、と思ったりしないでもない。
 アレクシア女史のシリーズみたいにスチームパンクっぽく、とか……。
 読むのに時間がかかったのは、忙しくて本当に時間がなかったせいなので、決して読みにくいわけじゃない。ヒロインの堅苦しさがちょっと気になったけどね。
「倫理観」──それがヒロインのキーワード。そこからはずれるものを見つけるとスイッチ入っちゃう。たとえそれが事件を解く鍵だとしても、ヒーローと一緒に、

「いいかげんにしてよー!(#゚Д゚)」

 と言いたくなるヒロインでした。
 スピンオフもあるらしいですが、出てないですね……(^ω^;)。
(★★★)

最終更新日 : -0001-11-30

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