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2013 · 04 · 22 (Mon) 16:34

●『その城へ続く道で』リンゼイ・サンズ

●『その城へ続く道で』リンゼイ・サンズ(二見文庫)
 幼い頃に決められた許婚との結婚が決まったスコットランド領主の娘メリー。これでやっと飲んだくれの父と兄から開放される──と思って、イングランドのダムズベリー領におもむく。ところが迎えた許婚のアレックスは明らかに酔った様子で、こう言い放った。「スチュアートのがみがみ女が、いったいここで何をしているんだ?」("Taming The Highland Bride" by Lynsay Sands, 2010)

 ヒロイン、ベロベロのヒーローの様子を見て、とても失望します。

「酔っ払いの住む家を離れて、別の酔っ払いの住む家に来ただけじゃん(´・ω・`)」

 と。「がみがみ女」というあだ名も父と兄が言うこときかないからなのに。
 でも実はヒーローは酒に弱く、この日はヒロインが来るのを知らぬまま、歯を抜くためにウイスキーを飲んで酔っぱらっていただけなのです。
 何ともかっこ悪いところを見せてしまって、

「バカッ、俺のバカッ(`Д´#)」

 な状態のヒーロー。口で説明しても単なる言い訳に取られかねない、と思い、

「行動で示していこう!(`・ω・´)」

 とがんばりますが、なぜかヒロインの前でぶっ倒れてばかり。そのたびに彼の巨体をなんとか動かし、ベッドや野営地へ運ぶ小柄なヒロイン。
 ここら辺や、初夜の騒動──破瓜の血を見せなきゃいけないのに、ヒーローが酔っぱらって転んで気絶してしまったので、ヒロインが自ら足を傷つけてシーツに血をつけたはいいけど、ちょっと出血多すぎて朝になったらみんなドン引き(・ω<)テヘペロ──とかは、本当におかしかった。ラブコメとしてはベタだけど、楽しいです。
 この調子で終わるのならいいなあ、と思っていたのですが、ヒーローが命を狙われる事件の謎解きが後味悪かった……。これ、シリーズものなのですが、前作『ハイランドで眠る夜は』を知らないで読んだ人はどう思ったんだろう? 犯人はあの人しかいないのですが、共犯者がね……なんかひどい扱いだった(´・ω・`)。
 まあ、知ってても知らなくても後味は悪そうですが(´ω`;)。ラブコメとして楽しかった分、そこがより惜しかったなあ。
 ところで、シリーズタイトルがわからないよ!>二見さん
(★★★☆)

最終更新日 : -0001-11-30

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