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2013 · 05 · 07 (Tue) 16:32

◆『薔薇のベッドで愛して』キャロル・モーティマー

◆『薔薇のベッドで愛して』キャロル・モーティマー(ハーレクイン)
 フラワーショップを経営しているジェミニは、世界的大企業の社長であるドラコンに面会を求めた。義母が、生まれ育った屋敷を彼の会社に売ろうとしているのを止めるためだ。父を亡くした義母の次のターゲットは、ドラコンらしい。金にしか興味のない彼女は、ジェミニの思い出の屋敷だと知っているから売りたいのだ。("Defying Drakon" by Carole Mortimer, 2012)
・ミニシリーズ〈ギリシアからのプロポーズ〉I

 シンプルなお話です。ヒロインはヒーローに頼み事があってやってくるんだけど、その頼み事は3分の1くらい読まないとわからない。といっても、なんかすごいことってわけじゃない。ちょっとひっぱりすぎるかな、と思ったよ。
 要は、義母(ヒロインとたいして歳は変わらず)には売る権利があるのかないのか、という話です。「娘に屋敷を譲る」と書き換えた遺言状がある可能性をヒーローが探る。会社のためには屋敷の建っている土地が欲しいんだけど、ヒロインに惚れてしまったのでもうとにかく義母が何かやるたびに怒り心頭。
 あと一瞬にして嫉妬にかられて、口からでまかせをつい言ってしまうのがちょっとおかしかった。自覚がないので、

「俺、何であんなこと言った?(´Д`;)」

 とあとで混乱する。
 ヒロインは優しく明るく、機知に富む。こういう傲慢で尊大な男の賢夫人として最適な人。やんわりとやりこめられて尻に敷かれる様が目に浮かぶようです。
 シンプルなのはいいんだけど、シンプルすぎるかもね……。
(★★★)

最終更新日 : -0001-11-30

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