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2013 · 08 · 14 (Wed) 09:23

◆『秘めやかな約束』ローリ・フォスター

◆『秘めやかな約束』ローリ・フォスター(ヴィレッジブックス)
 祖母がオーナーを勤めるレストランの責任者ノアは、ある日婚約者が恋人と一緒にいるところを発見する。彼はすぐに婚約を破棄するが、その理由は異母弟以外、誰にも言わなかった。周囲の人間に「一方的だ」と責められても言い訳をしないノア。だが、祖母の秘書グレイスだけは彼を信じ、全力でかばう。("Too Much Temptation" by Lori Foster, 2002)

 再読です。
 ハーレクインだと「ローリー・フォスター」という表記。そして、「ロマンス3大ピンと来ない作家」の一人だったのですが、この作品はとても面白かった。忘れてた(テヘッ)。
 それはひとえに魅力的なヒロインのおかげ!
 彼女、今流行りの言葉で言えば「ぷに子」です。男性から見れば理想体型だけど、女子的目線ではぽっちゃりというのを気にしている25歳の女の子。純真でとことん正直で、優しくて元気。誰からも好かれることが裏目に出てモテないというか、かえって大事に扱われすぎちゃう子っているじゃないですか。そういうタイプです。
 ヒーローも、ハーレで感じていた違和感がなかった。外見はかっこいいけど中身はごくごく普通の人、というヒーローに対しての過度な美化がなく、等身大な感じになってた。
 そして、この物語の要の二人。その一人、ヒーロー祖母はひとことで言うと「因業ババア」(^^;)。とはいえ悪気はないというか、本人としてはそれが本当にいいことだと思って、相手かまわずいろいろやっちゃうし、口も悪い。地元上流階級の重要人物でもあるので、筋金入りのコントロールフリークです。
 もう一人はいうまでもなく矢◯真里みたいな裏切りが見つかったヒーローの婚約者。婚約破棄は自分のせいなのに、その非難を彼におっかぶせて何も言わない。いくら彼から「何も言うな」と言われたからって、黙ってられる神経がわからん(`ω´)。泣いてばかりの悲劇のヒロイン気取りで、なかなかのクズ女です(#・∀・)。
 ことが発覚したあと、ヒーローが、

「カーラ(婚約者)は上品すぎるし、洗練されすぎているし、礼儀正しすぎる」

 なんてことを思う。つまり超お嬢様なのですが、本当に上品で洗練されてて礼儀正しい人は、こんなことしないと思うけどねー ┐(´∀`)┌ヤレヤレ
 そういう優しすぎるヒーローを心から愛し信頼し、絶対的な味方になってあげるのがヒロインです。本当に性格のいい子を描きたかったから他の女性をひどくしたんでしょうが、その素直さと天然さは小気味いいほど。自分を卑下しているわけじゃないんだけど、ちょっとコンプレックスがあるのも好もしい。それを一生懸命否定して自信をつけさせようとするヒーローもなんだかかわいい。
 ロングセラーのようですし、Kindle版もあるので、明るいラブコメが読みたい方はぜひどうぞ(´∀`)。
(★★★★)

最終更新日 : -0001-11-30

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