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2013 · 08 · 28 (Wed) 21:53

▼『謎の女を探して』サンドラ・ブラウン

▼『謎の女を探して』サンドラ・ブラウン(集英社文庫)
 テキサスで石油採掘会社を兄とともに営むラッキーは、ある夜、酒場でセクハラされている女性を助けたが、感謝されるどころかひどい態度を取られる。彼はその女性を追いかけ、なりゆきで一夜を共にする。家に戻ると、会社の建物が放火され、FBIがラッキーを疑っていると家族から聞かされる。アリバイを証明できるのはあの女性だけだが、行方は杳として知れなかった。("Texas! Lucky" by Sandra Brown, 1990)

 再読です。記憶はかなりおぼろげだった。
 話は面白かったんだけど、ヒーローとヒロインのキャラがね……特にヒーローがチャラい(´д`;)。ひとことで説明すれば、いわゆる「プレイボーイ」(本文では「遊び人」と称されていた)なんでしょうが、私にはチャラ男としか思えない。しかも短気で単純。つきあってる(でも結婚とかする気は全然ない)性悪女の正体を見抜けない。妹が、

「あの女、ズルい奴だから気をつけた方がいいよ」

 と言っても、

「おいおい、そんな噂を信じるなんてばかばかしいなあ(´∀`)」

 という脳天気ぶり。案の定、おとしめられて愕然とする。まあ、自業自得なんですが。
 ヒロインは真面目で優秀なんだけど、それ故に身動きできないくらい追い詰められる。自分で自分を追い込んでるんだよね。実は彼女は「結婚」してるんだけど、それもまた思惑があってのこと。大人なんだから、やった時と同じようにどうにかできるはずなんだけど、「できない」と思い込んでしまう。典型的な「デモデモダッテ」ちゃんだった。
 こんなふうにヒーローヒロインともに今までのツケが回ってきただけって感じで……あまり感情移入できなかったんだよね(´・ω・`)。
 それにあのラスト! まったく忘れていたよ! ちょっとショック受けてしまった……。
 それまで私、この作品がシリーズの二作目で、兄貴の話が一作目だとばかり思ってた。違ってたのよね……。あとがきにもあるけど、これが一作目で、兄と妹の話と続くのです。
 いや、ほんとにもう、小説としてはなかなか面白かったんだけど、ロマンスの後味としてこれはどうなの? と少し思った(´・ω・`)……。主役の二人は幸せなんだけどね……。
(★★★☆)

最終更新日 : -0001-11-30

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