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●『炎と花』キャスリーン・E・ウッディウィス

●『炎と花』キャスリーン・E・ウッディウィス(ヴィレッジブックス)
 両親を亡くし、伯父夫婦にひきとられた18歳のヘザーは、仕事を紹介するという伯母の弟の言葉を信じ、ロンドンにやってくる。だが突然襲ってきた彼に抵抗するうち、ヘザーは誤ってナイフで彼を刺してしまう。呆然と街をさまよっていると、男たちにつかまり、商船へ連れていかれる。そこで待っていたのは、アメリカ人船長のブランドン。ヘザーは娼婦と間違えられて、この船へ連れてこられたのだ。("The Flame And The Flower" by Katheleen E. Woodiwiss, 1972)



 ロマンス好きな方には有名なウッディウィス作品。これがデビュー作だそうですね。それの新訳版。再読です。
 最初に読んだのはずいぶん前です。だいたいこんな話だと認識していました。

 1.いとこにロンドンに連れていかれて、襲われてナイフで刺してしまう。
 2.ヒーローの船に連れていかれて、処女を失う。
 3.そのままアメリカに渡って結婚。
 4.アメリカのヒーローの実家は金持ち。
 5.そこで姑からいじめられる。
 6.でも夫婦の気持ちは通じ合う。
 7.死んだと思ったいとこがロンドンからやってくる。
 8.事情をなぜか知っていたヒーローが撃退してめでたしめでたし。


 読み直したら、微妙に違っていた……。2と3の間に、ヒロインが伯父夫婦の家に逃げ帰っていて、そこで妊娠が発覚して結婚、という流れだった。妊娠は──してたかどうかよく憶えてなかった。
 一番違ってたのは、5の「姑からいじめられる」!(そこ?)
 ヒーローの両親は亡くなっていて、いじめたのはヒーローの元婚約者だった。しかも、のちのちあっさり殺されちゃったのにはもっとびっくりした! 殺人事件が絡んだプロットだったとはすっぽり抜けていたなあ。
 その犯人はいとこ改め伯母の弟ではありません。ロンドンからやってきた人間なのは当たっていたけど、その造形がとてもよかった。伏線もきれいに張ってあるし、前半の船旅のシーンも丁寧で、デビュー作とは思えない手練ぶり。
 後半、夫婦の気持ちが通じ合うとちょっと失速してしまう。二人の会話がなかなかのメロドラマ(´ω`;)だったので、そこにちょっとひっかかってしまったのよね。でもそれは、前半のヒーローの悶々とした葛藤が面白すぎたから、とも言える。自分で、

「俺をだますような奴とは寝ないぞ(゚Д゚)ゴルァ!!」

 みたいなこと言ってしまって、大後悔で大航海の巻。口は災いの元、身から出た錆。

 ウッディウィスの作品は、サンリオの古本のものがあるので、ちまちま読んでいこうと思っています。『シャナ』は新訳版を買うしかないかー。
(★★★★)
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theme : ブックレビュー
genre : 小説・文学

tag : ヒストリカル ヴィレッジブックス ★★★★

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ありがとうございます

 コメントありがとうございます。
 偶然ですね! 私はこれから息子の話を読みますよ(ってだいぶ先になりそうですが……)
 ルイーザはあの性格では鬼姑と勘違いしても無理ないな、と読み直しながら思いました。身内だったらちょっとシャレにならないほどイヤミっぽかったですよね(^^;)。
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    本(主に海外ロマンス小説)の感想と、たまに映画の感想も書きます。ネタバレもありますので、ご注意ください。
    萌え重視であるため、心の狭い感想ばかりです。やや上から目線でもあります。
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