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2013 · 09 · 26 (Thu) 10:20

●『誘惑のシーク』コニー・メイスン

●『誘惑のシーク』コニー・メイスン(扶桑社ロマンス)
 1673年、モロッコ。シークであり海賊でもあるジャマールは、スルタンからベルベル人のカーディ(族長)、ユセフを捕らえよと命令を受ける。作戦の末、ユセフは逃げたが、そのかわり彼の娘ザラ王女を捕らえる。彼女は美しく誇り高く、そして男勝りの戦士だった。("Sheik" by Connie Mason, 1997)

 再読です。コミカライズされるというので。
 当時の記憶としては「萌えなかった」としか……そして、それは読み直しても変わらなかった。
 決してつまらないわけじゃないんですよ。でもやっぱり、ヒロインの性格が、どうも気になる。気が強すぎるというか、プライドが高すぎる割には──いや、それ故なのか、視野が狭い。直情的すぎるっていうか、単純っていうかね。
 まあぶっちゃけ、賢く見えないっていうのがね、どうしても気になった(^^;)。
「様子を見る」みたいなことができない子なのですよ。度胸があるのはいいんだけど、ひとこと多いっていうか、黙ってりゃいいのにすぐに自分の正体を明かしてしまう。

「私はザラ王女、ベルベル族のカーディであるユセフの娘」

 って何度も何度も言ってて、お前はイスカンダルのスターシャかよ(゚Д゚)! と突っ込んだり。
 言葉が脳を通らず、口からそのまま出ていくような印象がありましたね(´ω`;)。いい子ではあるんだけど。
 そんなヒロインに振り回されるヒーロー。シークものは苦手な私ですが、ヒストリカルではけっこう平気です。ヒストリカルのシークだと、あまりめんどくさくない人になる、という印象というか偏見がある。この作品もそんな感じ。キャラは全体に単純かもね。
 話も、こっちで捕まり、あっちで逃げて、そっちでさらわれ、またまた脱出──これのくり返し。最後、英国に渡ってからの揉め事はいるの?
 いや、起伏があって飽きないのですが、ありすぎというのも落ち着かないというか──その捕まったり逃げたりの間にHOTシーンもはさまるし。「こいつら、体力あるな(´д`;)」という変な感想をつい持ってしまったり。
 私に萌えは少なかったけど、ジェットコースターのような物語をお望みならばいいんじゃないでしょうか。
(★★★)

最終更新日 : 2017-01-03

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