Top Page › 映画の感想 › 旧作の感想 › □『キャリー』(1976年版)

2013 · 11 · 13 (Wed) 13:33

□『キャリー』(1976年版)

『キャリー』"Carrie" 1976(Blu-ray)
 念動力(テレキネシス)の持ち主でいじめられっ子の高校生キャリーは、ある日の体育授業後、シャワー中に初潮を迎えた。性に対する知識を狂信的な母から遮断されていたため、パニックに陥った彼女をクラスメートたちは囃し立てる。体育教師デジャルダンはキャリーをいじめた生徒たちに罰を与え、それを拒否したクリスにプロム参加を禁じる。逆恨みした彼女は、ある復讐を画策する。一方、反省したスーは罪滅ぼしのため、自分のBFトミーに「キャリーをプロムに誘ってくれ」と頼む。(監督:ブライアン・デ・パルマ 出演:シシー・スペイセク、パイパー・ローリー、エイミー・アーヴィング、ナンシー・アレン、ウィリアム・カット、ジョン・トラボルタ他)

 リメイク版を見たいと思ったので、予習しました。というか、再見。
 とはいえ、初めて見たのはテレビでだった。忘れもしない荻昌弘さんの解説でおなじみの『月曜ロードショー』で。
 なんでこんなにくわしく憶えているかというと、その時私、頭のところをちょっと見逃している。再見してわかったけど、冒頭はバレーの授業で、ボール受けられなくて「キャリーいると勝てねぇよなー( ゚Д゚)」とか言われたりしているシーンからなのです。私が見始めたのはそのあとのシャワーシーンから。
 そして、有名なラストのお墓(実はこれ、お墓じゃなかった!)から手が出てくるシーンで飛び上がってびっくりしてたら、荻さんが出てきて、

「最初(の解説)に『最後ですごくびっくりする』って言ったでしょう?」

 とこんなようなことしたり顔で(ごめんなさい)言ってたのですよね……。私としては「聞いてねぇよ!(´Д`;)」だったんですが。
 ──そんな思い出話はどうでもいい。
 スティーヴン・キングの原作も読んでいますが、翻訳出版直後なので、ほとんど忘れています。スーの手記や新聞記事とか公聴会?の記録で再編してあるみたいな構成だったはず。再読しようかしら。
 キングにしてはそんなに長い小説ではない(デビュー作)し、このデ・パルマの映画の構成はかなりシンプルです。映画としても短めで、古さはほとんど気にならず展開もスピーディー。無駄なところは一つもない。ヒッチコック大好きなデ・パルマの要素としては、キャリーが超能力を発動させる時の音は『サイコ』のアレとか、ハイスクールや養豚場の名前が「ベイツ」とか。
 しかし、この映画の最大の見どころは、やっぱりシシー・スペイセクのキャリーです。ひ弱ないじめられっ子からプロムの女王になった時の笑顔もいいんですが、そのあとの血まみれにパニックになり、キレて力を解放した時の立ち姿と眼力!
 しかも我に返ったあとのギャップがまたかわいそう。その幼さと母への思いがキャリーの悲劇を増幅させる。
 このシーンに関して「これって◯◯みたいだよね」と家族に言ったら、

「やめて! 面白すぎて、名作が台無しになる!」

 と怒られました。◯◯については台無しになってもいい人だけ、↓ 反転してください。

「キャリーがキレた様子は、よしもと新喜劇で未知やすえがブチギレた時みたいなもんでしょ? 『マミー、怖かったぁ~』も含めて参考動画

 ……まあとにかく、一番悪いのは母親なのよね。こういう母は今でもたくさんいるはずなので、だからこそ今見ても古くない。だからこそのリメイクなのかな?
 惜しむらくは音楽だなあ。うちの家族は「洋ピンみたい」と言ってたけど(´ω`;)、そっちの方が◯◯よりひどくないですか?
(★★★★☆)
[Tag] * ★★★★☆

最終更新日 : -0001-11-30

Comments







非公開コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
2013-11-14-02:11

- URL [ 返信 ]

コメントありがとうございます

 コメントありがとうございます〜。
『誘惑のシーク』、読みましたよ! コミックだとザラがかわいらしくなってましたね。絵のおかげでしょうか、やっぱり。
 でも、ハーレくらいの長さだとコミックにしても無理なくまとまるのですが、ロマ本だとどうしても詰め込み感が否めませんね……。大変かもしれませんが、大長編で読みたいとつい思ってしまいます。
 その点、『もつれた蜘蛛の巣』は抜粋という形なのでとてもよかったと思っています。ただ、実は私が好きなエピソードはこの二つではなく……できればジョスリンのもコミカライズしてほしいなあ、と思っています。一番好きなエピは恋愛ものではないから難しいかなあ。

 また遊びにいらしてくださいね〜。
2013-11-15-08:58

三原白 http://miharashiro.blog5.fc2.com/URL [ 返信 * 編集 ]

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
2013-11-16-00:16

- URL [ 返信 ]

そうですー

 コメントありがとうございます(^^)。
 お察しのとおり、イギリス渡航後の話もあります。でも、私としてはちょっと蛇足かな、と思ったり。コミックでのラストの部分が、原作の一番のクライマックスになっていると感じました。

 ジョスリンの話は一番好きだといいながら、細かいことは全然憶えていないことに気づきました……。
2013-11-18-15:11

三原白 URL [ 返信 ]

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
2013-12-01-15:47

- URL [ 返信 ]

Re: はじめまして

 コメントありがとうございます!
 ブログも拝見しました。私も最初の頃は何が何やらわからずに書いておりました……。
『キャリー』は昔の方が切ない感じがあると思います。クロエ版の方はそこら辺ドライに描いているというか……。
 またいらしてくださるとうれしいです!(^^) よろしくお願いいたしますー。
2013-12-04-21:21

三原白 http://miharashiro.blog5.fc2.com/URL [ 返信 * 編集 ]