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2014 · 01 · 28 (Tue) 16:00

◆『琥珀の精』サラ・クレイヴン

◆『琥珀の精』サラ・クレイヴン(ハーレクイン)
 モデルのリサは、義妹ジュリーから「結婚するのでブライズメイドをやってほしい」という手紙を受け取る。二年前のある夜、義兄のデーンから受けた仕打ちを忘れられないリサは実家へ帰りたくなかったが、優しい義父には会いたい。しかたなく里帰りしたけれども、デーンは相変わらずリサに冷たく、軽蔑したような態度を取る。("Dark Summer Dawn" by Sara Craven, 1981)

「ザ・鬼畜」という感じのヒーローですな(´д`;)。とにかく、ヒロインの言うことを全部悪くとる。何を言っても信じない。頭おかしいのかってくらい、意固地な奴。
 ていうか、二年前の「仕打ち」って(裏表紙のあらすじにも書いてあるけど)、レイプですよ。ヒーローはヴァージンだとわかんなかったというアホタレです。薄々感づいていても、言い出せないし謝れなかった超ヘタレでもある。
 この時点でかなりクズなので、普通は冷めると思うけど、ハーレはそんなふうにはならないのね(´・ω・`)。そして生まれていくドアマット・ヒロイン。しかも、義妹もその相手も相当ひどい。唯一まともなのは義父なんだけど、彼は病気なので、みんなそれをだしにしてヒロインを脅す。もう袋叩きですよ。
 でも、こういうドアマット・ヒロインが好まれて読まれるのも確かではある。それは、ただただヒーローへのしっぺ返しを楽しみにしているから、ということにほかならない(少なくとも私はそうだ!ヽ(`Д´)ノ)。
 しかし、この作品はかなり後半になってようやくヒーローが気づく。

「これしかページ数残ってないのに、どうすんの!?(´Д`;)」

 と思ったら、やっぱり反省が足りない……。いや、気持ち的にはけっこう深く悔いているとは思うんだけど、ヒロインがあっさり許しすぎなんだよね。だから、

「私にそんなすばらしい愛情を受ける資格があるだろうか」

 というヒーローのセリフに私、

「ねえよ!(#゚Д゚)」

 と全力でツッコんでしまった。ここで許さず、ボロボロのまま泳がせよ!
 もうひと盛り上がりがほしかった……。それがあったら、もっと満足しただろうなあ。ヒロインのドアマットぶりは、なんだかんだ文句を言いつつ、楽しんでしまっていたのでね(´・ω・`)。
(★★★☆)

最終更新日 : -0001-11-30

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2014-01-28-21:22

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ありがとうございます

 コメントありがとうございます。
 いい感じに反省はしているのですが、もう少しヒロインが厳しいといいなあー、と思いました。枚数の問題もあるんで仕方ないのかもしれませんが、それにしても残念でしたよ(´・ω・`)。
「次こそは厳しい制裁が加えられるかも!」と思って、ついつい読んでしまうんですよね、きっと……。
2014-01-29-08:14

三原白 http://miharashiro.blog5.fc2.com/URL [ 返信 * 編集 ]