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●『運命の結婚はすぐそばに』ジュリア・クイン

●『運命の結婚はすぐそばに』ジュリア・クイン(ラズベリーブックス)
 准男爵の娘エリザベスは、両親が亡くなったあとも伯爵未亡人レディ・ダンベリーの話し相手(コンパニオン)をして弟と妹たちを養ってきた。だが、家計はいよいよ逼迫してきた。こうなったら、自分が裕福な男性と結婚するしかない。しかし、誰と? 一方リヴァーデール侯爵ジェイムズは伯母であるレディ・ダンベリーから「脅迫を受けている。犯人を探して」と相談される。身分を隠し、新しい地所管理人として屋敷に乗り込むが──。("How To Marry A Marquis" by Julia Quinn", 1999)



 忙しい時期に選んだ本が面白いと困るやらうれしいやら(´д`;)。
 脇役たちがわちゃわちゃして多少うるさいきらいはありましたが、正統派のラブコメとして楽しく読めました。
 ヒロイン、レディ・ダンベリーの図書室で『侯爵と結婚する方法』(原題)という古い本を見つけ、実際にこの方法が役立つかどうかを新しい地所管理人──つまりヒーローで試そうとします。
 だが、すぐに挫折(´ω`;)。
 割とこの作品、何か隠し事をしようとしても、あまり保たないところがよかったです。ヒーローの秘密(元諜報員っていうのも含む?)は、隠してても仕方ないところがあるのですが、途中で「これは伯母さまの策略だな」というのはバレバレになってくる。
 そして出てくる、「明日、言おう」「あとで言おう」というフラグ。言おうと思った時に言おうよ、いいかげん。
 お約束オブお約束みたいなフラグなのですが、そろそろやめてほしいと思うのです。まあ、この作品は15年前のものなのでしょうがないですけど、長く使いすぎてると思うのよねえ。
 ──と書いてから新たに思いついたのですが、これは私が50年近く本を読んでいるからそう思うだけで、きっとこれからもこのフラグは使われ続けるんだろうなあ。若い人にはまだそのフラグが通用するだろうし、「もうそんなもんはいらん!(゚Д゚)」と言う私たちはそのうち死ぬ。新しい読者たちも、50年くらい本を読まないと飽きないんだろう。
 つまり、ほとんど未来永劫「あとで言おう」フラグは生き残り続ける、という──いや、だからこそ「お約束」なんですけど。
 話がズレました。
 後半のお約束フラグと脇役たちのうるささで、ちょっと興ざめになった箇所もあったのですが、伯母さまのお手紙がとてもよかったので、なんとか帳消し。確かにここまでしないとこの二人は結婚しなかったかもねー(´Д`)。
(★★★★)
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theme : ブックレビュー
genre : 小説・文学

tag : ヒストリカル ラズベリーブックス ★★★★

私も最近五歳の娘と図書館通いを始めて、出産後眠っていた読書虫が活発に活動しています(笑)独身時代にサンドラ・ブラウンやノーラ・ロバーツにハマった所から色々な作家にハマっています(笑)マクレガー一家シリーズ等々。色々な本の紹介を参考にさせて頂きます

ありがとうございます

ようママさま

こんにちは。コメントありがとうございます!
図書館は楽しいですよね。うちの近所の図書館は今建て直しで閉まっているので、淋しいです(´・ω・`)。
ロマ本以外にも絵本や子供向けの作品でも発見がありそうで、これから楽しみですね!(´∀`)
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    三原 白

    Author:三原 白
    本(主に海外ロマンス小説)の感想と、たまに映画の感想も書きます。ネタバレもありますので、ご注意ください。
    萌え重視であるため、心の狭い感想ばかりです。やや上から目線でもあります。
    評価は★★★★★が満点、★★★が標準点クリア。
    ★★★★からがおすすめです。
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