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●『愛と喜びの讃歌』マーガレット・ムーア

●『愛と喜びの讃歌』マーガレット・ムーア(MIRA文庫)
 孤児院の院長をしている看護婦のグエンドリンは、クリスマスの寄付を募りに、クーム・リース伯爵グリフィンを訪ねる。彼は火事によるやけどの痕を顔に負い、以来屋敷にひきこもっている。罵声を浴びせられながらもなんとか寄付の約束をとりつけたが、雪に降り込められて孤児院に帰れなくなる。しかもその夜、足を折った子供のため、父親が農場から降りてきた。グエンドリンは伯爵とともに助けに向かう。("Comfort And Joy" by Margaret Moore, 2004)
・アンソロジー『クリスマス・オブ・ラブ──十九世紀の愛の誓い』



 このアンソロジーは、なかなか粒ぞろいな作品ばかりで大変よかったです(読んだのは著しく季節外れですが(´ω`;))。
 しかし、それ故気になるところに敏感になってしまう。
 この作品、ストーリーはとても好きです。身分差もの。ヒロインは庶民というか、孤児院で育てられた貧民で、その生い立ち自体かなりハード。看護婦としてもクリミア戦争に従軍し、悲惨な戦場を体験している。
 かたやヒーローは伯爵で、富と美貌に恵まれ、友人も多く、美しい婚約者もいたのですが、火事のあとに婚約者にふられてからは自暴自棄になり、友人たちも寄りつかなくなる。
 そんな婚約者となら結婚しない方がよかったんだし、連絡とろうとしてた友だちもたった一人だけどいたんだからいいじゃん(´-ω-`)、と思いますけど、悩んでいる当事者にはそれどころじゃない。
 けどまあ、苦労しどおしだったヒロインから見れば、“あまちゃん”だよね(´・ω・`)。やけどの痕は気の毒だけど、ひきこもっても暮らしていけるのはやっぱり恵まれていますよ。現代の私たちだって、それでも働かなきゃ生きていけない。
 てなことをヒロインはヒーローについ説教してしまう。ヒーローも腹を立てて、彼女を傷つけるようなことを言ってしまいます。
 そのあと、足を折った子供を二人で看病していくうちに打ち解けていくのですが、この小さな家でのシーンはとてもいいです。ヒーローが子供に歌を歌ってあげたりしてね。
 やけどを負う前のヒーローは、クリスマスの時に屋敷に人をたくさん呼んで、歌を披露していたのだそうだ。富と美貌、そして美声まで! そりゃ調子づくよな、という(´ω`;)……。
 だから、最後は絶対にヒーローは歌うと思ったのです。邦題だって「愛と喜びの讃歌」じゃないですか!
 そしたら、歌わない!(゚Д゚)
 これ、かなりがっかりしてしまったのです……。
 まあ、私は、ということですけどね……。それまではとてもいいので、人によってはあまり気にならないかもしれませんが、歌ってほしかったなあ(´・ω・`)。声が聞こえるわけじゃないけどさー。
(★★★☆)
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theme : ブックレビュー
genre : 小説・文学

tag : ヒストリカル MIRA文庫 ★★★☆ アンソロジー

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    三原 白

    Author:三原 白
    本(主に海外ロマンス小説)の感想と、たまに映画の感想も書きます。ネタバレもありますので、ご注意ください。
    萌え重視であるため、心の狭い感想ばかりです。やや上から目線でもあります。
    評価は★★★★★が満点、★★★が標準点クリア。
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