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2014 · 04 · 29 (Tue) 08:32

◆『純白のジェニー』イヴォンヌ・ウィタル

◆『純白のジェニー』イヴォンヌ・ウィタル(ハーレクイン)
 半年前に婚約者を亡くした看護師のジェニファーは、師長のすすめで、彼女の姉アリスの付き添いをすることになった。郊外の駝鳥牧場に住んでいるアリスとはすぐに打ち解けたが、息子のハンターは何かにつけてジェニファーにつっかかる。("The Spotted Plume" by Yvonne Whittal, 1981)

 今月の新刊(再刊)です。南アフリカの作家なのね、イヴォンヌ・ウィタルって。ダチョウの飼育をしているヒーローというのは珍しい。
 読んでて、「ダイアナ・パーマーに似ているなあ」と思った。この頃のダイアナのヒーローはここまで攻撃的ではない……ような? いや、印象でしかない。読み比べないとわからない。
 つまりは、清純そのもののヒロインをなぜか身持ちの悪い女と決めつけ、何かにつけてあざけったり、嫌味や皮肉を言ったり。ヒロインの反論はなぜか信じない。その理由は、昔つきあった女にだまされたから──。それに対してヒロインもケンカ腰で言い返す。
 面白かったんだけど、終わり方がね(-_-;)……。「愛している」とヒーローに言われて、コロリと参ってしまうヒロイン、ちょっと待て! もう少し考えろ!
 私は言いたい。

「どうしてヒロインの言うことは信じないくせに、『女癖が悪い』とか悪口言ってた知人男性の言うことは素直に信じるわけ!?(`ω´)」

 昔のことに傷ついているというより、本気で女性を信用していないんだな、というのがわかる。
 それどころか「女は利用してなんぼ」とでも思っているのか、ヒロインに嫉妬させるため、近所のわがまま娘を弄んだり、病院帰りの母親と香水のきつい女を同乗させたりする。怪我している母親まで利用することはなかろうよ(-ω-;)。(ダイアナのヒーローは、基本的に「ヒロインにだけやな奴」だからな)
 ヒロインが去っていって、ようやく追いかけてプロポーズするのはいいんだけど、

「俺様がこうやってプロポーズしに来てやったんだぞ、さあ結婚しろ、イエスかノーか、それだけ言え(゚Д゚)ゴルァ!!」

 みたいなのも鼻につく。
 ジャイアンですよね。身体は大人、心はジャイアン。「きれいなジャイアン」ならいいんだけど、それでもないのよね……。
 本当のことがわかったあとのヒーローの態度って大切だ(´-ω-`)。
(★★★☆)

最終更新日 : 2017-01-19

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