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2014 · 06 · 14 (Sat) 10:45

◆『誘惑という名の復讐』リン・グレアム

◆『誘惑という名の復讐』リン・グレアム(ハーレクイン)
 大学講師のヴィヴィアンは、二年前、夫ルカとの別居のきっかけになった愛人の告白がでっちあげだと知る。その新聞記事を送ってきたのは、夫自身だ。ヴィヴィアンは「謝らねば」という思いでルカをたずねるが、彼は「結婚生活を破綻させた責任は君にある」と冷たく彼女に言い放つ。("The Mistress Wife" by Lynne Graham, 2004)

 ひとことで言うと、

「どっちもどっち」

 というお話です(´Д`)。
 ヒロインは割と融通のきかない性格で、「浮気だ!」と思った瞬間から聞く耳を持たず、身重の身体で出ていってしまいます。ヒーローも結婚してもあまり生活を変えず、子供を持つ覚悟のないまま、妻との話し合いをちゃんと持たなかった。
 そこに浮気の噂が出たもんで、ヒロインはキレて家出をするし、彼女に信じてもらえなかったヒーローはショックを受ける。
 あまり結婚に向いていなかった二人が、二年間の別居生活を経て、本音で話したり妥協したりすることを学んで、やっと落ち着く、という物語──って、ロマンスなんかな、と思ったよ(´・ω・`)。めんどくさい夫婦の元サヤ実話のような。ネットの書き込みのような。
 ヒロインが自分勝手な姉を信じ込んでいるのにもイライラしました。このわかりやすいダメ女を信じられるのなら、ヒーローだって信じられそうだけどなあ。
 笑ったのは、断然優位な立場にいると思っていたヒーローが、ヒロインに、

「私が出ていってから、他の女と寝たんでしょ?」

 と訊かれたらしどろもどろになったところ。

「い、いいじゃん、それは(゚Д゚;≡;゚д゚)……」

 と思いっきり挙動不審。結局は浮気し放題だった、ということを認めたも同然。
 まあ、別居してたんだし、離婚するつもりだったんだから──ということなんだけど、あれだけ上から目線で罵倒しといて自分のことは棚上げかよ、みたいな気分は否めない。だから、ヒロインは信じられなかったのかも。
 アホの子夫婦ですね(´・ω・`)……。リン・グレアムらしいといえば、そのとおりですけど。
(★★★)

最終更新日 : -0001-11-30

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