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2014 · 06 · 19 (Thu) 12:58

◆『特別扱い』ペニー・ジョーダン

◆『特別扱い』ペニー・ジョーダン(ハーレクイン)
 雑誌記者のスザンナは、新しい編集長ハザードのアシスタントになった。彼との出会いは最悪だった。つきあっていた人が既婚者だと知り、うちひしがれていた夜──彼はスザンナの言動を誤解しているようだが、正直に言ったところできっと信じてもらえないだろう。("Special Treatment" by Penny Jordan, 1988)

 今月の新刊『ハーレクイン・ロマンス特選 I』の一編。
 1歳で孤児になったヒロインは古風な大伯母(「伯母さん」と呼んでる)に育てられたので、既婚者とつきあってたと言っても身体の関係はありません。だったら別に、そんな気にする必要ないじゃんと思ってしまいますが、そこを気にするのが彼女の性格です。この性格がね、うーん(-_-;)……。
 ヒーローはおなじみ(?)の勘違い野郎。彼女がつきあってるのは前編集長──自分の姉みたいな女性の夫だと思い込んでいる(ほんとは全然別の人)。きっと社内でも言われてたんだと思うよ。「特別扱い」というのは、ヒーローがヒロインに対してのことなんだろうけど、噂としては「前編集長もそうだったよね」みたいな。しかも、当人たちはまったく気づかない。
 それとは別に、最初の段階からヒーローの勘違いは始まってたんだけどね(^^;)。ダメだな、こいつ。
 ヒロインも彼の勘違いを毅然と正す態度を取ればよかったんだけど、なんかこう……はっきりしないというか、気を回しすぎたり、変に意地を張ったりして、一向に誤解は解けない。
 やっと勘違いだと知ると、ヒーローがかなり後悔してすごく反省するラストはとてもいい。いいんだけど──ネックはやっぱヒロインの性格よね……。言い訳(心の中でだが)にすぐ伯母さんを持ち出すので、最後まで読むと伯母さんがなんだかかわいそう(´・ω・`)。「人のせいにすんなあ(# ゚Д゚)!」とちょっと思った。そこが残念だったわ。
(★★★☆)

最終更新日 : -0001-11-30

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