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2009 · 04 · 19 (Sun) 15:18

▽『ピーター卿の事件簿』ドロシー・L・セイヤーズ

▽『ピーター卿の事件簿』ドロシー・L・セイヤーズ(創元推理文庫)
 貴族探偵ピーター・ウィムジー卿の活躍を描く短編集。「鏡の映像」「ピーター・ウィムジー卿の奇怪な失踪」「盗まれた胃袋」「完全アリバイ」「銅の指を持つ男の悲惨な話」「幽霊に憑かれた巡査」「不和の種、小さな村のメロドラマ」の7編を収録。

 ん十年ぶりに読みましたよ、セイヤーズ……。
 でも、よくよく考えてみたら、私この人の長編、読んでいないかも。昔はよくミステリマガジンに載っていたので、短編を読んでたんだなあ。今回、改めて読んだら、とても面白かったので、長編も読もうかしら。ちゃんとAmazonでも扱ってるし(これはうれしいね)。
 いや、ほんとに楽しかったですよ。とはいえ、ミステリとしてはね……古さもあるので、今はもう無理とか、若い人には「これってどういうこと?」って言われてしまいそうなトリックや、「そ、そのオチはちょっと……(´д`;)」というのもあり。けど、そこに至るまでに起こったいわゆる「奇妙な出来事」が魅力的なんだよね。オチがなければ怪談としての雰囲気たっぷりのものや、オチが見えてもニヤリとさせられるものなど、けっこう私好み。何より、ピーター卿がいいです。貴族としての押し出しにごまかされそうですけど、変人だよね、この人。
 ミステリとして期待して読むと、ちょっとがっかりしちゃうかもだけど、ピーター卿という探偵の活躍というか日常というか、そういうキャラクター小説として読む分には充分楽しめます。私の評価はそれに対してね。
 シリーズ、最初からがんばって読もうかな! 変人萌えな私としたらば、ピーター卿が結婚するまでは! けど、そんな時間あるのか……orz 積ん読本は着々と増えているし、ブログでやりたいことも思いついちゃったし、仕事もあるし。けっこう冊数あるんだよね(´∀`;)。
 それはそうと、巻末解説に載ってたセイヤーズの子供の頃の写真は『麗子像』に似ているなあ──。
(★★★☆)

最終更新日 : -0001-11-30

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