09
1
2
3
4
5
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
   

△『ゲームウォーズ』アーネスト・クライン

△『ゲームウォーズ』アーネスト・クライン(ソフトバンク文庫)
 西暦2041年──〈OASIS〉というネットワークが張り巡らされた世界で、18歳のウェイドは過酷な現実から逃れるため、ネットの中にのめりこんでいた。そんなある日、OASISの開発者ジェームズ・ハリデーの死去が報じられる。彼の遺言は「OASIS内に隠されたイースター・エッグを発見した者に全財産を譲る」というものだった。("Ready Player One" by Ernest Cline, 2011)



 友人にすすめられて読みました。
 いやあ、童貞&中二病臭ふんぷんのSFライトノベルでした(´∀`;)。
 面白かったですよ。とても読みやすいし、展開はスピーディー。お話はかなり都合いいんだけどね(´・ω・`)。痛々しいくらいのご都合主義。

「ひきこもりのオタクだけど、俺にはこんな才能ガーッ(゚Д゚)!」

 と声高に主張している。キョドりながら。
 けど、けっこう読ませるのですよ。一人称だから、主人公のキャラが気に食わないと悲惨なんだけど(´ω`;)、私は大丈夫でした。
 あと、この作品の大きな特徴にも助けられた。それは、ログインするだけで日常生活のほとんどが足りる巨大なネットワーク〈OASIS〉自体が、'80年代ポップカルチャーを元に作られているところ。主にレトロなゲームや映画、音楽、アニメ、特撮──開発者ハリデーの趣味がいっぱい詰まった世界。
 '80年代といえば、私もすごく思い入れのある年代ですよ。ゲームは明るくないけど、その他のものはあらかたわかりました。日本のアニメや特撮も多く登場する。関係ないと思うけど、「OASIS」って本文に縦書で出てくると、つい富士通のワープロを思い出してしまう……。親指シフトじゃなかったけど、ずーっと愛用していたので。
 主人公は、ガンター(エッグ探しゲームの参加者)として、第一の門を開くための最初の鍵を見つけた男の子。ストーリーはその鍵を見つけたあとに、OASISを乗っ取ろうとするプロバイダ会社と競り合いながら次々と謎を解いていく、というもの。ネットで知り合った友人たちと協力したり、時に敵対したりしながら。
 その中の女性アバターに惚れちゃったりもするんだけど、歯止めをかけるのが女性側、というのがある意味リアルであった。女子の方がいつも現実的。ふられたあとに自分の非リア充ぶりに気づいて落ち込むところが痛い、痛すぎる(´д`;)。
 後半の戦闘シーンはスーパーロボット大戦みたいだった。嘘です。私、ゲームやってない。『ガンダムビルドファイターズ』にしとこう(あ、この本よりもあとだった)……。バトルの熱さも似たような感じ。しかし、主人公が選んだロボットが──アレかよっ! では、これを貼らねばなるまい。→ 不死身の男
 リアルに「工エエェェ(´д`)ェェエエ工工」と言ってしまった。私は、池上遼一のマンガがけっこう好きなんですけど。
 映画化が決まっているとのことですが、権利関係はどうなるんだろう、といらん心配をしてしまいました。膨大だろうなあ……。ティーンズ映画なんだろうな、やっぱり。
 ツッコミだったら無限大に入れられそうですけど、いちいちやってもしゃあない。評価としてはギリギリ、でも妙な勢いがあって上下巻あっという間に読めたのでオマケしとく。'80年代ポップカルチャーに興味のある方にはおすすめします。
(★★★★)
web拍手 by FC2

theme : ブックレビュー
genre : 小説・文学

tag : ロマンス以外 ソフトバンク文庫 ★★★★

Secret

文字を大きく・小さく

    Twitter&ランキング



    いつもありがとうございます♪


    書評・レビュー ブログランキングへ

    にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
    にほんブログ村

    最新記事

    カテゴリ

    ユーザータグリスト

    最新コメント

    最新トラックバック

    リンク

    RSSリンクの表示

    ブロとも申請フォーム

    この人とブロともになる

    メールフォーム

    名前:
    メール:
    件名:
    本文:

    検索フォーム

    English Translation

    English English得袋.com

    アンケート

    QRコード

    QRコード

    FC2カウンター

    カレンダーと月別アーカイブ

    プルダウン 降順 昇順 年別

    08月 | 2019年09月 | 10月
    1 2 3 4 5 6 7
    8 9 10 11 12 13 14
    15 16 17 18 19 20 21
    22 23 24 25 26 27 28
    29 30 - - - - -


    プロフィール

    三原 白

    Author:三原 白
    本(主に海外ロマンス小説)の感想と、たまに映画の感想も書きます。ネタバレもありますので、ご注意ください。
    萌え重視であるため、心の狭い感想ばかりです。やや上から目線でもあります。
    評価は★★★★★が満点、★★★が標準点クリア。
    ★★★★からがおすすめです。
    くわしい注意書きは→コチラ
    リクエストは→コチラ

    最近読まれている記事

    ブログパーツ

    最近の拍手ランキング

    人気の記事

    本ブログ村PVアクセス

    ユーザータグ

    ロマンス映画 ★★★☆ シリーズ コンテンポラリー ハーレクイン(文庫含む) ★★★ ライムブックス ヒストリカル ★★★★ ★★★★☆ ★★☆ 扶桑社ロマンス 新潮文庫 サスペンス/ミステリ 資料用 ロマンス以外 角川文庫 ★★★★★ ハヤカワ文庫 マグノリアロマンス フローラブックス 創元推理文庫 集英社文庫 パラノーマル アンソロジー 二見文庫 ヴィレッジブックス ★★ MIRA文庫 ランダムハウス講談社 ラズベリーブックス その他の出版社 ★☆ ソフトバンク文庫 サンリオ 文春文庫 ラベンダーブックス ラベンダーブックス(幻冬舎) オーロラブックス(宙出版) 講談社文庫