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◆『シンデレラの階段』ソフィー・ウエストン

◆『シンデレラの階段』ソフィー・ウエストン(ハーレクイン)
 ジョアンヌは、虐待する里親夫婦から逃れ、放浪生活を送っていた。里子仲間で弟同然のマークが15歳になった時、かつての恩師を頼って二人でフランスへ渡った。恩師の元にマークを残し、ジョアンヌはある城でのクラシックカーの整備の仕事を見つける。城の持ち主は世界的なジャーナリスト、パトリック・バーンズだった。("The Cinderella Factor" by Sophie Weston, 2006)



 ハーレなのでさらりと流していますが、ヒロインの生い立ちがかなりひどい……。
 里子のための公的なお金を搾取する里親もいると聞きます。ヒロインたちのお金も使い込まれ、暴力をふるわれるんだけど、里親夫婦(特に妻)の外面がものすごくいいので周囲の大人は気づいてくれない。恩師も丸め込まれたクチですが、救えなかった負い目があるのか、フランスでの避難所にはなってくれる。
 学校での授業も手に職をつけるもの(つまり里親夫婦が利用できるもの)じゃないと許してくれない。本当はラテン語を取りたかったんだけど、そのかわりに自動車整備の授業を受けさせられる(どんな学校なの? イギリスの学校ってよくわからない)。それが役立って住み込みの仕事をヒロインは得ます。
 いきなり迷い込んできた素性の知れない若い女整備士(19歳)に警戒するヒーロー。ジャーナリストとして有名な上にイケメンなので、ストーカーやら策略女やらにやたら狙われていて、女性不信気味。仕事に関しても行き詰まっている。
 しかしヒロインはヒーローのことなんか全然知らない。生き延びるのに必死だったから。
 もう〜、彼女の放浪生活の苦労とか、(結局男の子と間違えられて仕事をもらえるんだけど、そのため)着ているボロボロの服とかボサボサの髪とか、そういうところを読むとかわいそうで涙がこらえられなかった(´;ω;`)。里子に出された経緯も、犯罪に近い形だったよう。子供を金とストレスのはけ口としか見ていない大人に不幸にも目をつけられてしまったんだね……。
「自分は醜い」と思い込んでいる(ヒーローは「セクシーだ」と言ってたけど)のも、悲しかった。現実的で、基本的には素直な女の子だから、余計にそう思ったんだろうね……。
 そんな彼女に接しているうちに、調子を狂わされたり、自分の年齢(36だったっけな)を意識したり、どうもうまくいかないヒーロー。ヒロインはヒロインで人を信じるのが怖くてたまらないしで、ぎこちない。
 そんな二人の幸せな姿を見られるエピローグはほのぼのと温かいです。
(★★★★)
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theme : ブックレビュー
genre : 小説・文学

tag : コンテンポラリー ハーレクイン(文庫含む) ★★★★

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    三原 白

    Author:三原 白
    本(主に海外ロマンス小説)の感想と、たまに映画の感想も書きます。ネタバレもありますので、ご注意ください。
    萌え重視であるため、心の狭い感想ばかりです。やや上から目線でもあります。
    評価は★★★★★が満点、★★★が標準点クリア。
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