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◆『愛人島』スザンナ・カー

◆『愛人島』スザンナ・カー(ハーレクイン)
 小さいが美しい島イネス・キーの所有者アシュリーは、ある日島を訪れた男性セバスチャンと一夜をともにする。だが、彼が島を訪れた理由は復讐であり、アシュリーから容赦なく島の所有権を奪う。島に帰る条件は、彼と一ヶ月ベッドをともにすること。母のような愛人にはならないと私は誓ったのに──。("A Deal With Benefits" by Susanna Carr, 2014)



 Twitterでのハーレクインさんのつぶやき、そして表紙を見た時、

「すごいタイトルだ!(゚Д゚)」

 と思いました。
 なぜ『愛人の島』ではなく『愛人島』にしたのか──「あいじんじま」なのか「あいじんとう」なのか(Kindle版では)わかりませんが、仮に「あいじんとう」としておくと、エロ度と横溝度が一気に跳ね上がります。超ドロドロな展開が待ち受けている、といらない期待を抱く。こんな事件も思い出しましたよ。
 それでつい買ってしまいました。
 話はハーレによくあるもので、その点でのドロドロ度は薄いですけど、ヒロインの生い立ちがなかなかのドロドロであった。貧しくはなかったけど、いわゆる「毒親」に育てられた人。父はセレブだけど浮気症なクズ、母は父の愛人で、娘より自分や男の方を優先する人。しかも、両親の死は無理心中という悲惨なもの。その時、18歳。
 最初は私も、島に固執しないでそれを売った元手で勉強するなり仕事につくなりすればいい、と思ったのですが、18歳というのは非常に不安定な年代です。友人も信頼できる大人もいない。しかも、セレブの娘なので、顔も知られている。普通に高校生くらいの女の子だったら、ひきこもり(島だけど)になるのも無理はないか、と。
 ヒーローはヒーローで、島を手に入れたい理由があるのですが、ヒロインに惚れてしまい、最初から調子が狂いっぱなし。とっちらかって自分も彼女も振り回す。
 二人とも悲惨な過去がある、みたいな描き方なんですが、ヒーローの事情をもっと早めに出してもよかったかもしれない。後ろの方に種明かしを持ってきたら、ラストが急ぎ足になって、あっけなく終わった感じ。「え、これって許したの? 許してないの?(´д`;)」とちょっと混乱した。ヒロイン、チョロすぎるよ(´・ω・`)。真ん中あたりは、けっこう泣けたし、面白かったんだけどなあ。
 そしてとにかく、タイトルを見た時から横溝正史の『獄門島』が読みたくてしょうがなかったので、さっそく手に入れようと思っています。
(★★★☆)
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theme : ブックレビュー
genre : 小説・文学

tag : コンテンポラリー ハーレクイン(文庫含む) ★★★☆

No title

いつも楽しく読ませていただいてます!
すんごいタイトルですね(笑)ハーレというよりエ○ゲかフラ○ス書院みたいで、本屋でのハードルが高すぎる。
あまりのインパクトに、ついコメしちゃいました~

ハードル

コメントありがとうございます!
そうなんですよ、インパクトはバツグンですけど、自らハードル上げてますよね(´ω`;)>ハーレさん
そのせいではないのですが、Kindle版を買いました、私。
内容は割と正統派のハーレクイン・ロマンスではあったんですけどね。
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    三原 白

    Author:三原 白
    本(主に海外ロマンス小説)の感想と、たまに映画の感想も書きます。ネタバレもありますので、ご注意ください。
    萌え重視であるため、心の狭い感想ばかりです。やや上から目線でもあります。
    評価は★★★★★が満点、★★★が標準点クリア。
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