2014 · 11 · 08 (Sat) 09:19 ✎
●『悪しき貴族は乙女をさらう』アン・スチュアート(MIRA文庫)
1804年、イングランド。両親を失った30歳のシャーロットは、伯爵未亡人でいとこのリーナと暮らしていた。奔放なリーナが秘密の集まり〈天の御使い〉に参加するというので、シャーロットは見学するためについていく。そこで、以前から憧れて見つめていたローハン子爵エイドリアンにつかまってしまう。("Reckless" by Anne Stuart, 2010)
・〈愛と享楽のローハン子爵家〉第2作
1804年、イングランド。両親を失った30歳のシャーロットは、伯爵未亡人でいとこのリーナと暮らしていた。奔放なリーナが秘密の集まり〈天の御使い〉に参加するというので、シャーロットは見学するためについていく。そこで、以前から憧れて見つめていたローハン子爵エイドリアンにつかまってしまう。("Reckless" by Anne Stuart, 2010)
・〈愛と享楽のローハン子爵家〉第2作
シリーズ一作目『無慈悲な王に手折られし薔薇』で「ヒーローに兄弟もいないし、どう続くんだろう」と思ったら、息子の話になりました。この息子にも兄弟はいない(兄がいたけど死亡)ので、次はまた息子──三世代のお話ですかね?
好きなシチュエーションです。オールドミスのヒロインが、年下(28歳)の放蕩者にあこがれているけど、「私なんて相手にされないよな(´・ω・`)」と思ってる。でも実はヒーローも彼女のことが気になっている。しかし、自分の気持ちをなかなか認めない。
気の強くてうぶなヒロインにどんどん入れ込んでいくけど、ひねくれているから何かやるたびに彼女を傷つける。でも、シリーズ前作と比べると、お坊ちゃん度が高い。父親のいとこの根深い恨みに気づかないまま、父親への反抗のためだけに彼と仲良くする。それってガキっぽいというか、アホっぽいよなあ、と(´д`;)。
そう、ひねくれているというより、アホっぽいのです。
後半、ヒロインが怒涛のように彼のことを罵るのですが、その罵倒の数々など。(主に、子供ができてからプロポーズしたあとに浴びせられてます)
「あなたは冷淡で傲慢なろくでなし」
「わたしはもっと値打ちのある女で、もっとすばらしい人にふさわしいの。あなたのような人に自分を安売りする気はありません」
「冗談じゃないわ。わたしの子供の父親が卑劣で好色なトロールだなんて──」
「ああ、もううんざりだわ。根性悪で変態のばか男!」
「(ヒロインは)頭のいい女性だと、わたしが言っただろう? それにひき替え、きみは救いがたいばか者だ」
最後のはヒーロー友人のお言葉です。味方なしだな(゚Д゚)! でも、このめちゃくちゃな言われようはちょっと面白かった。
そんな感じで、みんなからさんざ責められてヒロインが誘拐されて、ようやく本心を明かすに至る。
面白いところもあるけど、読み終わると残念な箇所の印象が残る(´・ω・`)。長いHOTシーンとか、サブカップルが似たような雰囲気なのでもっと工夫がほしいとか。読むのにも時間かかったし、評価はこんなところでしょうかねー。
(★★★)
好きなシチュエーションです。オールドミスのヒロインが、年下(28歳)の放蕩者にあこがれているけど、「私なんて相手にされないよな(´・ω・`)」と思ってる。でも実はヒーローも彼女のことが気になっている。しかし、自分の気持ちをなかなか認めない。
気の強くてうぶなヒロインにどんどん入れ込んでいくけど、ひねくれているから何かやるたびに彼女を傷つける。でも、シリーズ前作と比べると、お坊ちゃん度が高い。父親のいとこの根深い恨みに気づかないまま、父親への反抗のためだけに彼と仲良くする。それってガキっぽいというか、アホっぽいよなあ、と(´д`;)。
そう、ひねくれているというより、アホっぽいのです。
後半、ヒロインが怒涛のように彼のことを罵るのですが、その罵倒の数々など。(主に、子供ができてからプロポーズしたあとに浴びせられてます)
「あなたは冷淡で傲慢なろくでなし」
「わたしはもっと値打ちのある女で、もっとすばらしい人にふさわしいの。あなたのような人に自分を安売りする気はありません」
「冗談じゃないわ。わたしの子供の父親が卑劣で好色なトロールだなんて──」
「ああ、もううんざりだわ。根性悪で変態のばか男!」
「(ヒロインは)頭のいい女性だと、わたしが言っただろう? それにひき替え、きみは救いがたいばか者だ」
最後のはヒーロー友人のお言葉です。味方なしだな(゚Д゚)! でも、このめちゃくちゃな言われようはちょっと面白かった。
そんな感じで、みんなからさんざ責められてヒロインが誘拐されて、ようやく本心を明かすに至る。
面白いところもあるけど、読み終わると残念な箇所の印象が残る(´・ω・`)。長いHOTシーンとか、サブカップルが似たような雰囲気なのでもっと工夫がほしいとか。読むのにも時間かかったし、評価はこんなところでしょうかねー。
(★★★)
最終更新日 : 2014-11-08