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2014 · 11 · 11 (Tue) 16:31

◆『シンデレラの罠』ケイト・ウォーカー

◆『シンデレラの罠』ケイト・ウォーカー(ハーレクイン)
 モデルのクリアは、ハイランド・ホテルの開館式に呼ばれ、オーナーのマシュウと対面する。よかった。彼は私のことを憶えていない。9年前に、私は彼にひどく傷つけられた。その復讐のために、ここまで私は変わったのだ。今度は私が彼を夢中にさせて、捨ててやるんだわ。("The Cinderalla Trap" by Kate Walker, 1988)

 セバスチアン・ジャプリゾの『シンデレラの罠』を読んだ時にはタイトルが「リン・グレアムの新刊みたい」と思ったのですが、ハーレではケイト・ウォーカーの作品でした。原題は両方とも同じみたいですね(ジャプリゾのはフランス語だけど)。
 ヒロイン、太っていた17歳の時に義兄友人のヒーローの写真にひと目惚れし、家に遊びに来るというので舞い上がり、下手なメイクやサイズの合わない服や慣れないハイヒールなどを身につけて、必死にアピールする、という黒歴史をやらかしてます。
 そのあと、義兄と彼の話を聞いてしまう。
「君のホテルのフロントで、あの子を雇えない?」
 と言う義兄に対し、

「えっ、あんなおてもやんを(゚Д゚)!?」

 ……いや、「おてもやん」とは書いてありませんけど、そんな感じなヒロインを私は想像してしまったので。(※個人のイメージです)
 とにかくひどくけなされたってことです。私だったらとても立ち直れそうにないし、もう二度とヒーローとは会わないことを誓うし、実際に避けるでしょうけど、ヒロインは一念発起。ダイエットに励み、メイクやファッションも勉強して、売れっ子モデルになる。
 で、「彼とつきあって捨ててやる!( ゚Д゚)」と意気込みます。ま、前向きだよね……。
 つまり、これは私の苦手な「ヒロインが嘘をついている話」なんですよね(´・ω・`)。でも、ヒロインは欠点もあるけど、嘘をつくのは実は性に合わない。

「人を欺くのは思ったよりずっと困難だ」

 と自分で言っててびっくりしたよ。私からすれば充分長く嘘ついてる! って思ったから。
 けど考えてみたら、割と長い間、自分にも嘘をついていた子なんだよね、ヒロイン。それに気づいていなかったみたいなので、かなり無理をしていたようです(´・ω・`)。
 ヒーローは昔のことをちゃんと後悔して謝ったし、思ったよりもギスギスせずにほのぼの終わりました。もう少しラブコメ風味が強ければ、と思ったりしたなあ。
(★★★☆)

最終更新日 : 2014-11-11

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