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2014 · 12 · 06 (Sat) 09:03

◆『ビギナーズ・ラック』ディクシー・ブラウニング

◆『ビギナーズ・ラック』ディクシー・ブラウニング(ハーレクイン)
 クレメントは天才的な科学者で、仕事も順調だが、思春期の頃のひどい体験のため、まともにしゃべれる異性は大おばのハティーしかいない。そのハティーの山荘で一人過ごしていると、彼女の友人らしきマーサという女性がやってくる。マーサは何かに怯えているようだ。クレメントに初めて「自分が守ってやらなければ」という気持ちが生まれるが──。("Beginner's Luck" by Dixie Browning, 1989)

 ヒーロー、天才なので15歳で大学院へ進んで、年上に囲まれて過ごす。友だちもできないわけです。で、きれいな年上のお姉さんに惹かれるのですが、それを周りに気づかれ、パーティの余興みたいなさらし者になる。そこで初体験をしたのかどうか、本人にもわからないという(´・ω・`)……。いじめだよね、これって。
 それ以来、女性には極力近づかないようにして、深い関係も避けて──32歳。環境打破を図らないわけではないけど、うまくいかないし、「まあ、いいや別に(´・ω・`)」という気分。
 そこへ現れたヒロインに惚れて、なんとか振り向いてもらおうといっしょうけんめいになるお話です。とはいえうまく話せないというか、会話自体が苦手って感じで、ヒロインをイライラさせたりする。
 そうは言っても、ヒロインは年上の友だちハティーの又甥っ子(ヒーロー)の肖像画にずっと惹かれていたので、なんとか彼を理解してうまく会話ができるように気をつかう。でも、彼は天才だから、「自分とはかけ離れてるし、ちゃんと経験を積めばもっといい人と出会うことも可能だよね(´・ω・`)」と半分あきらめ気味。
 二人のぎこちない会話が全体のほとんどを占めていて、微笑ましい雰囲気です。最後に車の運転もできなかったヒーローが、がんばって免許を取り、身なりにも気をつかうようになり、花を持ってヒロインを迎えに行くシーンがよかった。
 でも、最初からひっぱっていたヒロインへのつきまとい男がいつの間にかいなくなったよ……。けっこう「どう話に絡んでいくんだろう」と期待していたんですが(´ω`;)。ちょっと残念。

 話は変わりますが──この本は自炊して、iPadで読んだのです。
 PDFファイルにしてあるのですが、今回、OCRというテキスト認識をかけて読み込みました。そうしておくと、電子書籍リーダーで読む時、文章にアンダーラインを引いたり、引いた箇所をメモとして保存できたりするのですよね。
 もっと早く知っていればよかった(´・ω・`)。もう半分以上、何もしないでPDFにしちゃったよ。まあ、ほとんど読み終わってる本なんだけど。
 本を読んでいて、気になる文章やセリフを今までも手書きでメモしてたんだけど、これでその必要もない! 便利! とワクワクしながら読み進めたのですが、結局この作品でのメモは、ヒロインの田舎の土地名、

ヤドキン郡

 だけでした……。
 感想には関係ない( ゚Д゚)!
(★★★☆)

最終更新日 : 2014-12-06

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2014-12-06-16:45

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メモ!

 コメントありがとうございます!
 そうなんですよ。けっこうこういうこと多いんですよね(´∀`;)〜。
 なんにせよ気軽にメモを取れるのはありがたいので、これからもどんどん活用しようと思っています(`・ω・´)。
2014-12-07-08:57

三原 白 http://miharashiro.blog5.fc2.com/URL [ 返信 * 編集 ]