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2015 · 02 · 20 (Fri) 16:22

◆『涙にぬれた口づけ』ダイアナ・パーマー

◆『涙にぬれた口づけ』ダイアナ・パーマー(ハーレクイン)
 秘書学校を出たばかりのケイシーは、モンタナ州の大牧場で秘書として働くことになった。雇い主のジョンは優しく気さくな人だったが、彼の兄ギル・キャリスターは初対面のケイシーに対して、なぜかつらく当たる。なのに、なぜか彼女は兄弟二人の仕事をやるはめになる。("Circle Of Gold" by Diana Palmer, 2000)

 再読です。以前読んだ『無邪気なシンデレラ』はこれのスピンオフ──弟ジョンの話です。
 安定のダイアナヒーローでした。「安定」ということは、ムカつく奴ということです(´∀`;)。それから、だいぶとっちらかっている。
 結局のところ、彼のひと目惚れみたいなものなんだけど、金持ち故、女性に対しての偏見がまずある。意地悪な無能秘書がいるんだけど、それの本性を全然見抜けていない。幼なじみだってのに( ゚Д゚)! 女の見る目なさの英才教育を幼少の頃から受けているとしか思えない。彼が亡妻と結婚できたのは、運がよかったからにすぎないと思うねっ。
 妻を亡くして淋しいし、残された娘たちの面倒をどう見たらいいかわからないし(家庭教師やナニーもうまく選べない(´ω`;))、なんかいろいろやさぐれていたところに、ヒロインから、

「私はまだ二十二です。ミスター・キャリスター。父親といってもおかしくない、ましてや子持ちの男性に興味なんてありません」

 とジジイ扱いされて、すっかりひねくれる。まあ、「妻の座なんか狙っても無駄だからな(゚Д゚)」と初対面同様の人に言ったら、これくらい言い返されて当然だろ、とも思うけどね。ていうか、普通ならセクハラじゃね?
 いろいろとひとこと多く、言ったあとにすぐ否定したり、正反対のことを言ったりして、ヒロインを戸惑わせる。めんどくさい自業自得男です。
 昔のメモによると、「泣けたけど、ヒロインが頑な」とのことだけど、今回はそれほど頑なとは思わなかったな。それよりもおぼこい。ものすごく敬虔な女の子だったんだね。ヒロインの頑固さの元凶は、ヒーローの一貫性のない態度というのがよくわかった作品でした。
(★★★☆)

最終更新日 : 2015-02-20

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