Top Page › 読書の感想 › リサ・マリー・ライス › ▲『危険な夜の果てに』リサ・マリー・ライス

2015 · 04 · 27 (Mon) 15:20

▲『危険な夜の果てに』リサ・マリー・ライス

▲『危険な夜の果てに』リサ・マリー・ライス(二見文庫)
 製薬の研究所に勤めるキャサリンは、認知症薬の開発に携わっている。ある患者への投与実験の際、彼から“マック”という男性を探してほしい、と頼まれる。正確には頼まれたわけでもないのに、キャサリンは“マック”を探して険しい山に迷い込み、遭難する。車も動かず、このまま凍え死ぬのか、とあきらめかけた時、見知らぬ男に助けられるが──。("Heart Of Danger" by Lisa Marie Rice, 2012)
・〈ゴースト・オプス〉シリーズ第1作

 めちゃめちゃ読みやすくて、なんかびっくりした(´Д`;)──。
 いや、翻訳ものですから、訳者さんにもよるっていうのはわかってるんですけど、最近読んだものには割と苦労したもんですから、そのサクサクさ加減がちょっとうれしかった。
 それはさておき、続けて医師ヒロインというのがまた偶然。こちらは研究者なんだけどね。そして、超能力の持ち主。舞台も近未来なので、「パラノーマル」に分類しておきました。ありそうでなかったリサマリのパラロマ。
 ストーリーは、この医師ヒロインのキャサリンが認知症患者の気持ちを読み取り、「マック」というヒーローを見つけて山へやってくるところから始まる。マックは軍人なんだけど、一年前とある製薬会社への特殊任務の際にだまされ、罪を着せられたまま逃げ出し、山の奥にコロニーみたいな秘密基地を仲間二人と作り、訳ありな人々と暮らしている。だから、キャサリンのことは信じられず、最初は「スパイじゃないか」と疑う。彼女が勤めている研究所が因縁の製薬会社の系列なので、余計に。
 彼が彼女を受け入れて、囚われている元上官を奪還するまでのお話です。
 シンプルなお話なんだけど、シリーズ1作目だからちょっとすっきりしない終わり方ではあった。認知症を人工的に起こさせる薬とか、フィクションであってもなかなかえげつないなあ、と思ったり。そして、アメリカの仮想敵はついにイスラム圏から中国に移ったんか(゚Д゚)!
 まあ、他のフィクションも読まないと傾向はわかりませんけどね。
 シリーズが進んだ方が面白いのではないか、と感じました。いろいろと引かれる要素はある。
 そこらも含めてこの作品の評価はちとオマケにしときます。
(★★★☆)

最終更新日 : 2015-04-27

Comments







非公開コメント