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▲『名誉のかけら』ロイス・マクマスター・ビジョルド

▲『名誉のかけら』ロイス・マクマスター・ビジョルド(創元SF文庫)
 ベータ星の女性艦長コーデリアは新発見の星を上陸探査中、見知らぬ敵に襲われる。彼女を捕えた男は、ヴォルコシガンと名乗った。こんな宙域にいるはずのない辺境の星バラヤー軍の艦長だ。だが彼は、なんと部下の反乱にあって一人とり残されたのだという。("Shards Of Honor" by Lois McMaster Bujold, 1986)
・〈ヴォルコシガン・サガ〉シリーズ第1作



 以前、コメント欄でおすすめいただいた作品です。どの記事のだか見失ってしまいました。『死者の短剣 惑わし』でした。もうこのブログをご覧になっていないかもですが、ありがとうございました。
 ビジョルドのデビュー作とともに、〈ヴォルコシガン・サガ〉の第1作だそうで──ちょっとシリーズ読みたくなりました。ちまちまと読んでいこう。(あと、今回のあらすじは難しかったので、裏表紙のを引用しました)
 白抜き(ロマンス以外作品)にするか悩みましたが、物語の中心は違う星で生まれた男女の恋愛なので、ロマンスにしといた。でも、甘さは少ないですよ。星間の政治と戦争のお話だからね。
 ヒーローのヴォルコシガンは身分の高い家出身で、それ故に両親も死に、皇帝の謀略の手先にもなる。その汚さにうんざりして、なかなかに病んでいるのですが、ヒロイン・コーデリアの現実的で賢い清廉さに惹かれ、割と唐突にプロポーズしたりします(´ω`;)。
 そこら辺がほんといきなりで、萌えが入る余地が少なくて残念。
 しかし、彼のそのもっさりさ加減に、私が長年、何に萌えていたかがわかるヒントが!
 彼は44歳(ちなみにコーデリア34歳)で、軍事的政治的な世界に身を置き、優秀故にかなり疲弊しています。いろいろなことや人の板挟みになる。自分の気持ちを優先させるためには、様々な建前をクリアしないといけない。
 でも、うんざりしていてもしょぼくれていても、やるべきことはやる。できてしまうからやる。「優秀故に自らを追い詰める」というタイプだよね。
 Σ(゚д゚)ハッ! ここまで書いて、私この「優秀故に自らを追い詰める」という人に一番萌えるのかもっ、と改めて思ったよ。さらにいえば「苦悩する人」──は昔からそうなんだけど、もっと広範囲というか、ぶっちゃけ「疲れている人」が好きなんだよなー。
 で、この記事でも書きましたが、私は中学生の頃から「おじさん」が好きだったわけです。おじさんは「疲れている人」が多い。ていうか、だいたい疲れている。疲れていないおじさんなんて、松岡修造くらい。
 ただ、物語のおじさんはずっと疲れたままではいられない。何かしら行動を起こさないといけないし、主人公だったり重要人物だったら問題を解決しないとならない。そしてもちろん、解決できるほどの優秀さも必要なのよね。
 だから、最初の印象とは次第にギャップが生じてくる。
 そのギャップに、私はずーっと萌えていたのかもっ!(゚Д゚) とこの歳になって思ったのであった。
 若いキャラにこういうギャップは作りにくいもんなー。ギャップがあればいいってもんでもないし、魅力を感じるのはむろん人それぞれですけど。
 とまあ、大したことじゃない上に本の内容とは関係ないんですけど(´ω`;)、私にとっては割と目からうろこな発見もあった作品なので、評価はそこら辺おまけです。
(★★★★)
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theme : ブックレビュー
genre : 小説・文学

tag : パラノーマル 創元推理文庫 ★★★★ シリーズ 資料用

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    三原 白

    Author:三原 白
    本(主に海外ロマンス小説)の感想と、たまに映画の感想も書きます。ネタバレもありますので、ご注意ください。
    萌え重視であるため、心の狭い感想ばかりです。やや上から目線でもあります。
    評価は★★★★★が満点、★★★が標準点クリア。
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