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2015 · 05 · 24 (Sun) 16:17

◆『愛するのは禁止』キム・ローレンス

◆『愛するのは禁止』キム・ローレンス(ハーレクイン)
 有名雑誌の編集長であるロウィーナは、最近クインを避けていた。長年の友人で医師のクインと出張中に熱い夜を過ごしたあげく妊娠してしまい、混乱の極みだったからだ。だが、クインは彼女を追いかけ、ついには倒れてしまった祖母の入院先までついてこようとする。("Her Baby Secret" by Kim Lawrence, 2002)

『かわいい魔女』のスピンオフで、姉のお話。これもこの記事でおすすめしていただいたものです。ありがとうございます!
 ヒロインのロウィーナがめちゃくちゃとっちらかってて、とにかくめんどくさい人でした。彼女の言い分をまとめるとですねー。

「あたしは、元々得意じゃないことはやろうとしない人間で、だから『なんでもできる』って思われてんの! 恋愛もうまくいったことないし、結婚、さらに子育てなんておっかなくてもっとも避けたいことだったのに、あんたのせいで! あたしの化けの皮がはがれるじゃんヽ(`Д´)ノウワァァァン!!」

 ということらしい。それで、ヒーローのクインに当たり散らすというか、どうしたいのかよくわからず、ほぼ錯乱状態です。

「わたしは絵に描いたようなまじめ人間で」

 とも言ってて、「(゚Д゚)ハァ?」とかマジで思ったんですけど、真面目故に失敗が許せず、できることを徹底的に極めてできないことから徹底的に遠ざかる、という方法で生きてきた人らしい。したがってワーカホリック気味だし、自信のなさは巨大なプライド(というより虚勢か)で隠す。
 妹すらもこの姉の本心を見抜けていなかったな(´・ω・`)。つまり、家族の前であっても気を抜かない生活をしているほどの人なので、恋人であろうとなんだろうと本音をさらけだすなんて勇気、持てるはずもない。
 というのが読んでいるうちにわかってくる(かなりわかりにくいんですけど)ので、「Σ(゚д゚)ハッ! そうか!」とばかりに適切な戦法をクインが取るのか、と思ったら、何の工夫もしなかったよ(´ω`;)。
 いや、がんばってはいたけど、彼女の本質を理解してなのか? という疑問が残った。
 結局ロウィーナばっかり変わって、丸く収まってないですか? まあ、変わった方がいいとは思う。めんどくさい性格だと生きにくいからね。その変化にクインが関わってはいるけれど、彼の尽力かっていうとちょっと首を傾げるなあ。あえて言うなら、赤ちゃんのおかげであろう。クインはその父である、という程度な気が……。
 ヒロインの描き方がちょっと珍しいと思ったので、評価にちょっと加味しようかと思ったんだけど……うーむ、ロウィーナのめんどくささにどうも私はひっかかって……ごめんなさい。
(★★☆)

最終更新日 : 2015-05-25

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