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2015 · 05 · 25 (Mon) 09:10

□『アメリカン・ハッスル』

『アメリカン・ハッスル』"American Hustle" 2013(Blu-ray)
 アーヴィンは愛人シドニーと組んで行った詐欺でFBIに逮捕され、無罪にするかわりにおとり捜査に協力しろと言われる。アラブのシークが資金源となるカジノ利権に群がる議員たちをだますために、アーヴィンは策を巡らす。(監督:デヴィッド・O・ラッセル 出演:クリスチャン・ベイル、エイミー・アダムス、ブラッドリー・クーパー、ジェニファー・ローレンス、ジェレミー・レナー、他)

 1970年代に実際に起こった「アブスキャム事件」という収賄スキャンダルを元にしたお話です。
 面白かったけど、なんとなく後味が悪い……。元の事件のことをあとで調べたら、さらにどよんとなった(´・ω・`)。
 最初は「詐欺師を四人捕まえさせろ」とかFBIに言われて、それに協力していくうちにどんどん話が大きくなって、議員やニセシークや本物のマフィアまで出てきちゃったけど、もう後戻りできない──という泥沼な展開。その詐欺のキーマンとなる市長さんが、すごくいい人に描かれているのが後味の悪さを増長している。いい人なんだけど、賄賂渡しているんだよな、でもだまされなかったらそんなことしなかったんだよな、けどいい人だったら最初からやらないのかな──という「卵が先か鶏が先か」みたいなモヤモヤが生まれてくる。
 そのモヤモヤこそがこの映画の醍醐味なのかもしれないけど、今の私の気分にはちょっと合わなかったかなー。時間がたつとまた違ってくるんだろうけど。
 全然関係ないけど、今の私は『第9地区』が傑作だと思っているんだけど、見た当時は「気分的に合わない」みたいなこと書いてるのよね……。そんな感じなんじゃないかなー。

 ところでこの映画、キャストがすごい豪華。
 クリスチャン・ベイルのメタボ体型と一九分けにも衝撃ですが、FBI捜査官役のブラッドリー・クーパーのパンチパーマもすごかった。しかも、自分でやってるって! ホームパーマでパンチって、どれだけこだわりがあるんだろうか。(パンチじゃないのかもだけど(´ω`;))
 ジェニファー・ローレンスも「ムカつくけどなんか面白いおばちゃん」役がハマってました。
 けど、一番驚いたのはエイミー・アダムス。「誰このジェーン・フォンダみたいな女優さんは?」と思いながら見てた。今まで顔がよくわかっていなかったブラッドリー・クーパーすら、途中で気がついたというのに!
 メイクのせいもあるんだろうけど、やはり女優さんは化けますな。しかも、どんどん若返っているようにも見えるよ!
 あと超大物がちょい役で出ていた。佇まいだけで超怖かった。さすがでした……。
(★★★☆)
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最終更新日 : 2015-05-25

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