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▽『ロマンス作家は危険』オレイニア・パパゾグロウ

▽『ロマンス作家は危険』オレイニア・パパゾグロウ(ハヤカワ・ポケット・ミステリ)
 堅い雑誌でコラムを書きつつ、ロマンスも書いているペイシャンスは、友人でロマンス作家仲間マイラの葬儀のあと、自分の部屋で作家エージェントの死体を発見した。マイラは強盗に殺されたと思われていたが、この殺人事件により、ペイシャンスの犯行ではないか、と疑われる。さらに、マイラの遺言からペイシャンスは遺産の相続人に指定されていることもわかる。("Sweet, Savage, Death" by Orania Papazoglou, 1984)



 文字が小さいからポケミス先に読んじゃおう祭り!(そんなに冊数ないけど)
 タイトルに惹かれて購入しました。しかもロマンス作家の大会が舞台でもある! たまにTwitterとかでそういう大会の様子を見たりするんだけど、なんだか楽しそうだよね……。
 小説賞の授与みたいなこともあります。「シャーロット・ブロンテ賞」という──今のRITA賞みたいなものですかね。
 ロマンス作家が主人公ですが、ロマンスではなくミステリです。大変読みやすい──のですが、内容がつかみにくかった。何度も後戻りした(´・ω・`)。いくつかよくわからない箇所も残りました。
 こういうのって私のせいなのか小説のせいなのか、よくわからないんだよね。作品として古いせい、もあるかもしれない。あと、コメディタッチでバタバタしている感じなのも読みにくかった、かも。
 ただ、当時のロマンス業界の内情みたいなのは面白かった。まずこの原題 "Sweet, Savage, Death" というのは、ローズマリー・ロジャーズの "Sweet Savage Love"(邦題『甘く野性的な恋』)のもじり。ロジャーズも、冒頭のお葬式シーンに出てきます。バーバラ・カートランドと一緒に! 当時の二大巨頭だったんでしょうねえ。
 お堅い雑誌で意欲的なコラムを書く主人公ペイシャンスは、それだけでは生活できないので、ロマンスで生計を立てている。なんと一冊を一週間で書き上げる(゚Д゚)! それでコラムの二倍以上稼げるんだから、割のいい仕事です。
 けど、ロマンス作家のみんなが「ロマンスなんて本名で書く人いないわよ( ゚д゚)」とか「お金のために書いてんのよ」みたいなこと言ってるのが、ちょっと悲しかった。本当は別のものを書きたいけど、ロマンスが生む莫大なお金に抗えず──みたいな。
 その中で、新しいタイプのロマンス作家として出てくるのが、ペイシャンスの友人フィービー。いともたやすく斬新な物語を生み出す才能にあふれた人。そんな若い彼女がロマンス作家教会の会長に選ばれるという展開はよかった。
 ──って、全然謎解きに関係ないことを(´д`;)。けど、結局そういうところの方が面白かったんだよねえ。ど頭についている「ロマンス小説の新路線《愛の炎》シリーズ」のマニュアルとか。こういうのって、作家さんはみんなもらってるものなのかなあ。最近はハーレにしても、幅が広がっているんじゃないかとも思いますが。
 そうだ、この作品が出た当時であっても「ロマンスといえばハーレクイン」だったんですが、7/1から社名が変わるんですよね。時代の移り変わりを感じるわ(´ω`)……。
(★★★)
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theme : ブックレビュー
genre : 小説・文学

tag : ロマンス以外 ハヤカワ文庫 ★★★

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ポケミス

>Kさま
 コメントありがとうございます!
 文字小さいですよね……。昔のポケミスは特に。印刷も薄いというか、紙が黄色いのがまた(´ω`;)。
 今度は明るい場所でゆっくり読んでくださいね。また遊びに来てください!
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    プロフィール

    三原 白

    Author:三原 白
    本(主に海外ロマンス小説)の感想と、たまに映画の感想も書きます。ネタバレもありますので、ご注意ください。
    萌え重視であるため、心の狭い感想ばかりです。やや上から目線でもあります。
    評価は★★★★★が満点、★★★が標準点クリア。
    ★★★★からがおすすめです。
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