11
2
3
4
5
6
7
8
9
10
12
14
15
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
   

◆『誘惑の代償』アン・メイザー

◆『誘惑の代償』アン・メイザー(ハーレクイン)
 大学講師のベスは、結婚はしたくないが子供は欲しかった。あるパーティーに身元を偽って入り込んだ彼女は、そこでアレックスという男性を誘惑する。数週間後、ベスは計画どおり妊娠したが、パーティーに潜り込むために利用した学生が事故で死亡したことを知る。葬儀に出席した彼女は、その学生の父親がアレックスであり、彼はギリシアの大富豪であることも知って──。("A Secret Rebellion" by Anne Mather, 1993)



 ずいぶん前におすすめしていただいた作品です。もうここを見られていないかもしれませんが、ありがとうございました!
 おすすめ理由が「憔悴ヒーロー」ということだったんですが──その前に設定やストーリーのドロドロさに仰天しました(´ω`;)。
 処女なのに見ず知らずの男を誘惑して妊娠しよう、と考えるヒロイン・ベス。危ない。危なすぎるだろ! 大学講師とは思えないくらいとち狂った行動です。精子バンクとかないんすか!?
 まあ「夜遊びが過ぎて」という設定にできないから、こういう無理が生じるんでしょうが(´・ω・`)。
 しかし、そのあとのドロドロは初期設定を軽く超える。ベスは、パーティーに入り込む時、そこへ「行けない」って言っていた学生の話を参考にしている。その学生というのがヒーロー・アレックスの息子トニー。トニーは自動車事故で亡くなってしまうんだけど、自殺じゃないか、あるいは麻薬をやっていたんじゃないかと言われている。しかも、家族と揉めていたとも。さらに、ベスの教え子リンダとトニーが極秘結婚していたことも判明。
 葬式でベスを見つけ、直後再会したアレックスは、策を巡らせ、リンダの付き添いとしてギリシアへベスを招く。そこで一族の長でアレックスの父であるトニーの祖父と会うんだけど、こいつがまた諸悪の根源でね(´・ω・`)。
 物語全体を若いトニーの死が覆い尽くしていました。母は葬儀に出席せず、父として関わりの薄かったアレックスはどちらかというと息子よりベスのことばかり考えている。さらに祖父の胸糞な暴君ぶりも暴かれ、すっきりとしたハッピーエンドとは言えず……。
 さらに終盤、確かにアレックスは憔悴しきっていたけど、私は祖父の仕打ちに気づかないまま息子を死に駆り立ててしまった自分を責めて憔悴しているのかと思ったのに、違った! ベスが自分の前に姿を現さないし、黙って引っ越しちゃったりした(これは彼女の当初の予定どおり)から、「振られちゃった(´;ω;`)!」と嘆いていたという……。
 とにかくトニーがかわいそうなお話でした。アン・メイザーはたまにトンデモな設定でむりやりハッピーエンドにするよな。それを妙に「もしかして、けっこうリアルかも?」と思うのは、私がロマンス脳すぎるから?(´д`;)
(★★★)
web拍手 by FC2

theme : ブックレビュー
genre : 小説・文学

tag : コンテンポラリー ハーレクイン(文庫含む) ★★★

Secret

文字を大きく・小さく

    Twitter&ランキング



    いつもありがとうございます♪


    書評・レビュー ブログランキングへ

    にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
    にほんブログ村

    最新記事

    カテゴリ

    ユーザータグリスト

    最新コメント

    最新トラックバック

    リンク

    RSSリンクの表示

    ブロとも申請フォーム

    この人とブロともになる

    メールフォーム

    名前:
    メール:
    件名:
    本文:

    検索フォーム

    English Translation

    English English得袋.com

    アンケート

    QRコード

    QRコード

    FC2カウンター

    カレンダーと月別アーカイブ

    プルダウン 降順 昇順 年別

    10月 | 2019年11月 | 12月
    - - - - - 1 2
    3 4 5 6 7 8 9
    10 11 12 13 14 15 16
    17 18 19 20 21 22 23
    24 25 26 27 28 29 30


    プロフィール

    三原 白

    Author:三原 白
    本(主に海外ロマンス小説)の感想と、たまに映画の感想も書きます。ネタバレもありますので、ご注意ください。
    萌え重視であるため、心の狭い感想ばかりです。やや上から目線でもあります。
    評価は★★★★★が満点、★★★が標準点クリア。
    ★★★★からがおすすめです。
    くわしい注意書きは→コチラ
    リクエストは→コチラ

    最近読まれている記事

    ブログパーツ

    最近の拍手ランキング

    人気の記事

    本ブログ村PVアクセス

    ユーザータグ

    ハーレクイン(文庫含む) ★★☆ コンテンポラリー ★★★★ ★★★★☆ シリーズ MIRA文庫 ★★★☆ ロマンス映画 ★★★ ヒストリカル ライムブックス 扶桑社ロマンス 新潮文庫 サスペンス/ミステリ 資料用 ロマンス以外 角川文庫 ハヤカワ文庫 ★★★★★ マグノリアロマンス フローラブックス 創元推理文庫 集英社文庫 パラノーマル アンソロジー 二見文庫 ヴィレッジブックス ★★ ランダムハウス講談社 ラズベリーブックス その他の出版社 ★☆ ソフトバンク文庫 サンリオ 文春文庫 ラベンダーブックス ラベンダーブックス(幻冬舎) オーロラブックス(宙出版) 講談社文庫