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◆『邪悪な天使』リン・グレアム

◆『邪悪な天使』リン・グレアム(MIRA文庫)
 無実の罪で投獄されて5年。ルチアーノはようやく釈放された。これからしなければならないのは、自分に罪をなすりつけた真犯人を探して汚名を完全にすすぐこと。そして、復讐だ。一方、ルチアーノの元婚約者ケリーはニュースにショックを受けていた。彼は本当に無実だったの? 婚約破棄したのは、それとはまったく関係ないことだったけれども──。("Dark Angel" by Lynne Graham, 2003)
・〈華麗なる転身〉第4作



『危険すぎる契約』『愛なきハネムーン』の関連作です。(一冊読んでないのがあるんですけどね……)
 とにかく、始終「残念だな(´・ω・`)」と思いながら読んでました。登場人物全員が残念な人です。まあつまり、みんな頭が悪いんですよ。いや、ヒーローのルチアーノはそうでもないか。けど、顔がよくて賢くても残念な人って現実にいるじゃないですか。なんかこう、幸薄い人というんかね……。そういう感じの人だった。
 脇役にもまともな人がいなくてねえ。ヒロインの家族は祖父母をのぞいてみんなクズです。祖父母はクズではないけど、思慮が足りない。気が回らない人というかね……「悪い人じゃないんだけど」とヒソヒソされちゃうタイプですね。
 そしてもっとも残念な人こそ、ヒロインのケリーであった(゚Д゚)!
 リン・グレアム天然ヒロインの流れを汲む子なんですが、天然も度が過ぎるとイライラします(´ω`;)。人の悪いところに目が向かないというのは、美点にもなりうるんですが、ある意味盲信的ですんで、決定的な証拠を突きつけられないと考えを変えないし、もちろんだまされやすい。しかも、頑固というほどしっかりもしていない。すぐに「ああかしら」「こうかしら」とフラフラする。もちろん肉欲にも流される。
 ルチアーノはいつものリンのヒーローなんですが、無実の罪で5年も投獄とか、相当ひどい目にあっているんで、いろいろひねくれていても同情の余地はある。そりゃ、復讐したくなる気持ちもわかるよ。でもケリーに関してはダメダメなところが多すぎてね──何かするたびに、
「ああ、残念だ(´・ω・`)……」
 と何度思ったことか。特に極貧生活をしていたのも、単に本人に能力がなかったからとしか思えないんだよねー。家族に恵まれていなかったから共依存傾向がある、というのは気の毒なこととは思うんだけど、祖父母やルチアーノ──つまり、自分の窮地の言い訳に他人を使うというふうにも見えてね。
 全然しっかりしてないのにプライドだけは高くてめんどくさい女だなー、としか思えなかった。「がんばる」の押し売りっていうのかしらね……。
 探していた本で再販したのはうれしかったんだけど──まあ、いろいろな意味で「残念」な作品でした……。でも先が気になって、あっという間に読めたから、ちょっとオマケ。
(★★★)
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theme : ブックレビュー
genre : 小説・文学

tag : コンテンポラリー MIRA文庫 ★★★ シリーズ

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    三原 白

    Author:三原 白
    本(主に海外ロマンス小説)の感想と、たまに映画の感想も書きます。ネタバレもありますので、ご注意ください。
    萌え重視であるため、心の狭い感想ばかりです。やや上から目線でもあります。
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