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2015 · 10 · 25 (Sun) 15:36

□『マッドマックス 怒りのデス・ロード』

『マッドマックス 怒りのデス・ロード』"Mad Max: Fury Road" 2015(Blu-ray)
 核戦争後の荒廃した世界。妻と子を救えなかった後悔と悪夢に苛まれる元警官マックスは、イモータン・ジョーという独裁者が支配する“砦”に囚われる。折しも、“砦”の大隊長フュリオサが大量のガソリンとともにジョーの妻たちを連れ去るという事件が発生し、マックスはその騒乱の中、フュリオサたちと行動をともにすることになる。(監督:ジョージ・ミラー 出演:トム・ハーディ、シャーリーズ・セロン、ニコラス・ホルト、ヒュー・キース・バーン、他)

 今年の夏は、これを見に行けなくて、大いに後悔をしたものです……。
 けど、仕事も終わって、やっと見られたー! 超面白かったー!ヽ(゚∀゚)ノ
 面白い面白いと言われていて、だいぶハードル上がった状態で見たけど、それでも面白かったんだから、すごいな。今年は『キングスマン』もそうだったけど、めちゃくちゃイカれた映画ほど面白いってどういうことなの(´Д`;)?
 ディストピアを徹底的に描いているから、いいんだと思うんだけど。『北斗の拳』の世界が、ちゃんと実写化されてる! 年寄りの籾種まで! ないのはでかいババアだけ!
 ……いや、私は『北斗の拳』より先に一作目の『マッドマックス』見てますけどね(´ω`;)。ただ、今作にしても『北斗の拳』にしても、荒廃して狂った世界観こそが主役なんだな、というのがよくわかった。物語などないに等しいというか、まっすぐ歩けない世界をまっすぐ歩こうとしたら、いろいろあるでしょ、という話なんだよね。
 あまり楽しい物語ではないし、つらく悲惨なシーンもたくさんあるし、ラストだってわかりやすい爽快感があるわけじゃない。でも、なぜか妙な高揚感に満たされるんだよね。次から次へとクライマックス級のアクションが襲ってきて、まさに息つくヒマもないんだけど、物語のために作られたトラブルではなく、世界観に則している展開なので、登場人物たちに生まれる感情に容易についていける。そこには、映画としての本質──別世界に連れていかれるような感覚がある。全然説明とかしないところも、潔いよね。
 七十歳の監督ジョージ・ミラーだからこその円熟さだとすれば、それは計算されたものなのかもしれないけど、計算だけでああいう世界観を表現できるとは思えないんだよねえ。
 とはいえ、基本的にバカ映画なんですけどね(´∀`;)。だが、それがいい。見てる最中は最高に面白いけど、見終わると何も残らない。それもまた、映画という娯楽の、大切な本質でありますよ。
(★★★★☆)
[Tag] * ★★★★☆

最終更新日 : 2015-10-25

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こんにちは

はじめまして!あるブログを拝見していたら、このブログに出会いました。私もブログを開設しています。「鬼藤千春の小説・短歌」で検索できます。一度訪問してみて下さい。よろしくお願い致します。
2015-10-26-06:36

鬼藤千春の小説・短歌 http://tiharukitou119.blog.fc2.com/URL [ 返信 * 編集 ]