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□『フェノミナ』

『フェノミナ』"Phenomena" 1984(Blu-ray)
 有名映画俳優を父に持つジェニファーは、入学したスイスの寄宿学校で夢遊病の発作を起こし、殺人事件を目撃する。その地域では、少女ばかりを狙った連続殺人事件が起こっていた。捜査に協力している昆虫学者マクレガー教授と親しくなったジェニファーは、自分の「虫と交信できる」という特殊能力を活かし、犯人の行方を追う。(監督:ダリオ・アルジェント 出演:ジェニファー・コネリー、ドナルド・プレザンス、ダリア・ニコロディ、ダリラ・ディ・ラザーロ、パトリック・ボーショー、他)



 むっ、1984年とは『スプラッシュ』と同じ製作年ではないか。なのになぜこっちはBlu-rayが出ていて、『スプラッシュ』はDVDのみなのか(´Д`;)。
 まあ、ダリオ・アルジェントとジェニファー・コネリーという、ホラー映画としてもアイドル映画としても、カルトにふさわしい組み合わせですからね。
「ヒロインが超能力者」というのは、今でもアイドル映画の定番ではないかと思うのです。それはある意味、演技力の乏しい女の子であっても特殊効果等で見せ方を工夫できるから、ではないかと。これはまさに1980年代に確立された方式なような気がする。特殊効果がやりやすくなってきた、というのもあるんだろうし、世界的に流行りだったとも言える。『キャリー』のようなティーンズホラー映画の原型が作られ、角川映画で『時をかける少女』が作られたりして。(ちゃんと調べてはいません。仮説ね)
 とはいえ、今のティーンズホラーと、当時言うところの「オカルト映画」では、もうまったく違う。特にこの『フェノミナ』は、内容的には今もう作れないんじゃないですかね。かなりヤバい内容なので(´д`;)。しかも、「虫と交信できる」というヒロインの特殊能力のせいで、虫嫌いな人には地獄のような映画になっている。
 ホラー映画大好きな家族に言わせると、

「ダリオ・アルジェントがジェニファー・コネリーをひどい目に合わせる映画」

 とのことで──実際にかなりひどい。有名なのは、後半の蛆のプール(虫嫌いな人のために反転)に沈められるシーン。他にも汚い狭い通路を這いつくばったり、ボーボー燃える湖の中を泳がされたり、もちろん犯人に何度も襲われたり。
 虫もね、ハエ中心ですから……『アントマン』なんて超かわいいですよ(´ω`;)。
 さらに特筆すべきはBGM! はっきり言って「うるさい」です(´∀`;)。ゴブリンとアイアン・メイデンが際立つ。ホラー映画なのに妙にノリノリな大音響というのは、ダリオ・アルジェントの好みというか特性なんだろうね。
 そして、衣装はなぜかアルマーニ。どういう状況でタイアップしたのか、気になるところです。
 教授の、今でいうところの介助動物であるチンパンジー・インガがかわいくてかわいそうだった。しかも最後、いいところをかっさらっていくのよね……。
 まー、しかしジェニファー・コネリーは超かわいいです。若いから、ほっぺぷくぷくしてますよ! それは一見の価値あり。今もきれいだけどね。
(★★★☆)
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    三原 白

    Author:三原 白
    本(主に海外ロマンス小説)の感想と、たまに映画の感想も書きます。ネタバレもありますので、ご注意ください。
    萌え重視であるため、心の狭い感想ばかりです。やや上から目線でもあります。
    評価は★★★★★が満点、★★★が標準点クリア。
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