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◆『結婚式が終わったら』サリー・ウェントワース

◆『結婚式が終わったら』サリー・ウェントワース(ハーレクイン)
 アリクスは4歳の時、10歳年上のリースに恋をした。隣同士で家族ぐるみのつきあいを続け、アリクスだけでなく両親たちも二人は結婚するものと思っていた。だが、彼女が20歳になっても、リースはプロポーズをしてくれない。それでも待ち続けるアリクスに対し、リースはついに結婚を申し込むが──。("To Have And To Hold" Sally Wentworth, 1994)



 うーん、惜しい。もっと長いか、構成がもう少し違ったら──!
 ヒロインのアリクスは、4歳から「リースのお嫁さんになる!」とずっと思っていて、とにかく彼のことが大好きなんだけど、基本お子ちゃまなのです。「彼も私のことを愛しているはず!」とどんどん迫りまくるし、両親たちも二人を結婚させたくていろいろ言う。
 アリクスのことは「隣のかわいいはねっかえり」として好きだけど、今はまだ仕事が面白くて結婚なんて考えられなかったリース。でも外堀は埋められているし、なおかつ「そろそろ結婚しとこうかな」みたいな感じになってきて、とりあえず婚約をします。しかし、結婚式の日取りは決めない。それにしびれを切らしたアリクスが、彼の上司の秘書であることを利用して、結婚できる状況を作ってしまう。
 つまり、リースは仕方なく結婚したようなものなんだけど、婚約してからいろいろはぐらかされ続けたアリクスは盲目的に愛していた彼に疑問を抱くようになる。結婚式にも遅れそうになるし、ハネムーン中にもひっきりなしに仕事の電話が入る。極めつけに「仕事先に行かなきゃならない」と言い出し、アリクスは、

「今私を置いていくなら、私たちの結婚は終わりよ(゚Д゚)!」

 とホテルをあとにする。
 ここまで先が気になって読み進めてきたけど、よく考えると長いんだよ……あと1/4しか残ってないじゃん(´ω`;)。「ここからだろ、面白くなるのは(´Д`;)!」と思いました。お子ちゃまだったアリクスが毅然とした態度を取ったとたん、リースはコロリと参る、という設定ならなおさら。信頼も愛もなくなったヒロインに対して、ヒーローは這いつくばるように愛を請いなさいよ(゚Д゚)ゴルァ!!
 しかしそんな壮絶な展開にはならず、飛行機事故に巻き込まれたりして二人はあっさり仲直り。こういうアクシデントはハーレによくあるパターンだし、物語的には便利なんだけど、あっけないよねえ……。
 ヒーローヒロインともに多少成長のあとは見られるものの、基本はまだお子ちゃまなので、これもまた「破れ鍋に綴じ蓋もの」かなあ。
(★★★☆)
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theme : ブックレビュー
genre : 小説・文学

tag : コンテンポラリー ハーレクイン(文庫含む) ★★★☆

No title

 この本は最近になって読んだのですが、白さまのレビューにあったので覗かせていただきました。
 
 全くもってそのとおり! これからという時にあっさり仲直り。
 え~っ、もっとリースをいたぶって欲しかった~、懇願させて欲しかったと思うばかりです。
 
 

ありがとうございます

>しなもんさま
 コメントありがとうございます!
 割とこういう尻切れな話というのはハーレによくありますよねー。もうちょっと長ければ──あるいは構成を見直せば、というのが。
 私ももっと、リースが落ちぶれるところが見たかったです〜。アリクスもお子ちゃまですけど、こいつもなめた態度とってましたからね〜(´∀ `;)。
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    三原 白

    Author:三原 白
    本(主に海外ロマンス小説)の感想と、たまに映画の感想も書きます。ネタバレもありますので、ご注意ください。
    萌え重視であるため、心の狭い感想ばかりです。やや上から目線でもあります。
    評価は★★★★★が満点、★★★が標準点クリア。
    ★★★★からがおすすめです。
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