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●『孤城に秘めた情熱』エリザベス・ホイト

●『孤城に秘めた情熱』エリザベス・ホイト(ライムブックス)
 長年公爵の愛人として贅沢な生活をしてきたヘレン。だが金だけ与え、自分の子供二人もいないように扱う公爵の元から、ついに逃げ出す決意をする。行く先はスコットランドの古城で、そこには植物学者のサー・アリスターが住んでいる。彼は民間人だったが戦争時に拷問を受け、顔に傷を負い片目をなくしていた。ヘレンは偽名を使い、家政婦として城に入り込む。("To Beguile A Beast" by Elizabeth Hoyt, 2009)
・〈四人の兵士の伝説〉シリーズ第3作



 ヒロインのヘレンは17歳の頃、美しすぎて公爵の目に止まってしまう。若くて思慮の浅かった彼女は口説かれて舞い上がってしまい、そのまま14年間愛人として囲われてきました。ただ、公爵に人間らしい情はなく、彼女も単なる「所有物」にすぎないととっくにわかっている。
 ヘレンも自分だけだったらこのまま我慢していたんだろうけど、娘と息子をこのまま私生児として育てていくことを不憫に思い、逃げだしたいと考え始める。しかし、家族とは絶縁していて、どこにも頼るところがない。働いたこともない。
 前作『道化師と内気な花嫁』のヒロインが、そんな彼女に逃げ道を与えてくれます。そして、辺境の城で家政婦をやることに。公爵が追手を放ちますが、なかなか見つからない。
 ヒーローのアリスターは戦争後からずっと城に閉じこもって人とほとんど会わない生活をしている。そこに美しすぎる家政婦と子供が二人もやってきて、少しずつ外に向かい始める。
 話自体は基本的にほのぼのなのですが、とにかくアリスターの拷問の過去が凄まじく、それが重くて重くて(´・ω・`)。私は、ですけど。
 それに、実は一番気になっているのはその原因になった“スピナーズ・フォールズの大虐殺”ですよ。植民地(アメリカ)で起こったフレンチ・インディアン戦争で仲間を裏切り、敵を手引きしたのは誰だったのか、という謎。
 もちろん、真相は最終巻4作目に持ち越し、というのはわかっていたのですが……謎より愛を優先したアリスターの態度は、もちろんロマンス的にも人間的にも正しいんですけど──それが少し解明されれば、重い雰囲気も少し払拭されるかな、と思っていたので、ちょっと残念にも感じました。
 作品的欠陥ではまったくないので、文句の行きどころが見つからない(´Д`;)! 私の気分の問題でしかないからさあ。
 これはすぐに続きを読むしかないな(゚Д゚)!
 しかし、読みかけや読まなきゃいけないものもたくさんある。──年明けかなあ。
(★★★☆)
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theme : ブックレビュー
genre : 小説・文学

tag : ヒストリカル ライムブックス ★★★☆ シリーズ

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    三原 白

    Author:三原 白
    本(主に海外ロマンス小説)の感想と、たまに映画の感想も書きます。ネタバレもありますので、ご注意ください。
    萌え重視であるため、心の狭い感想ばかりです。やや上から目線でもあります。
    評価は★★★★★が満点、★★★が標準点クリア。
    ★★★★からがおすすめです。
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