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◆『ひと夏の情熱』アマンダ・ブラウニング

◆『ひと夏の情熱』アマンダ・ブラウニング(ハーレクイン)
 エリーは継兄リュークに子供の頃から夢中だった。だが、実際につきあってみると、彼は卑劣で無責任な男だと知り、彼女から別れを告げた。リュークは別の女性と婚約し、エリーもそのお祝いパーティーに顔を出さなければならなくなった。港で迎えを待っていると、素敵な男性がこっちへやってくる。エリーは、彼が一番上の継兄ジャックだと気づき、ショックを受ける。("A Shocking Passion" by Amanda Browning, 2002)



 基本的にロマンスはなんでも読みますけど、いくつか苦手なものもある。ハーレのジャンルだと、シークとロイヤルものね。そしてハーレに限らず、何度も言うけど「ヒロインが嘘をついている」もの。
 そして今回はっきりしたのが、「ヒロインがバカ」なもの(´ω`;)。この作品がまさにそれでした。
 まあ、これの場合、ヒーローヒロインの立場が逆転しているだけ、とも言える。でも、「ヒーローがバカ」というハーレの仕様(´∀`;)からははずれている感は否めない。ヒーローがバカでも腹は立ちますが、自分と同じ女性がバカというか愚かというか頭悪いことをしていると、怒りというより「情けない」とか「痛い」とか「ひどい」とか──妙にリアルさが上乗せされるからなのか、不快感が倍増するんだよねー(´・ω・`)。
 やっぱり自分をヒロインの立場に置き換えて読んだりするから、ヒロインがバカだと自分がバカにされてるような気分になっちゃうのかも、私は。「こんなヒロインと一緒にすんな(゚Д゚)ゴルァ!!」みたいな。
 しかも今回は「バカ」と「嘘」のダブルパンチで、初っ端から読む気力を削られた……。さらに家族全員が「あの子はバカよねえ」みたいに生温かく見守っている状態だし。それでもちょっと事情があってなんとか読んだんですけどね……。
 なんかね、別にいいんですよ。ヒーローのジャックがずっとヒロイン・エリーのことが好きで、いつの日かリュークみたいなろくでなしのことなんか忘れて自分に振り向いてくれるのを待っている、っていう話は。そして、その家族全員が気づいていたリュークのクズさに、エリーはつきあってようやく気づいたという頭の悪さも、つまんない男に夢中になって16年も振り回された残念さも(-ω-;)、別にいい。ほんとにいい。
 モヤモヤのポイントは二つ。一つは、あまりにエリーの頭が悪いんで、「目が覚めた」「成長した」という主張に不安を覚えるということ。ほとぼりが冷めたら別の人を好きになって、「ああ、あたしって愚かな女(つД`)ヨヨヨ」とか言い出しそう。
 そしてもう一つは、エリーというよりジャックの問題。読者としても、エリーの元彼がまったくの他人だったら別に気にはならないだろうけど、弟ですよ……。顔を合わせるのも気まずいし、実際に話を聞いたジャックは激怒してたし。ただ、話の展開からすると、もうリュークは実家に戻ってこなさそうですけどね。ろくでなしの彼は、モラハラ気味の婚約者の尻に敷かれて、アメリカから帰ることもできずに悶々とした人生を送りそう、というのは、まあまあ溜飲が下がりますが、結局推測でしかない。そういう推測をしないとモヤモヤが解消できないという後味の悪さが、非常に気になりました。
 結局、いろいろ嘘がバレてジャックが自分ちに帰ってしまい、エリーは「謝らなきゃなー、けどどう言ったらいいのかわからないー(´;ω;`)」と連絡を待つばかり、という展開もいつものハーレ仕様。バカだから何もしない方が正解だろうけど、どうしたらよかったのか、おばちゃんが教えてあげよう。

 土下座しなさいよ! ヒロインだからって甘やかさないよ! お前の本気を見せてみろよ(゚Д゚)ゴルァ!!

 けど、ヒーローヒロインが逆転してますから、ジャックはエリーが特に何もしなくてもあっさり許してしまうわけです。あんまりにもバカだから、ジャックが電撃結婚でもしてエリーが尼寺へ行く、という展開にしてほしい、と思うくらいでしたよヽ(`Д´)ノプンプン
(★★)
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theme : ブックレビュー
genre : 小説・文学

tag : コンテンポラリー ハーレクイン(文庫含む) ★★

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    三原 白

    Author:三原 白
    本(主に海外ロマンス小説)の感想と、たまに映画の感想も書きます。ネタバレもありますので、ご注意ください。
    萌え重視であるため、心の狭い感想ばかりです。やや上から目線でもあります。
    評価は★★★★★が満点、★★★が標準点クリア。
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