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◆『禁断の恋人』レベッカ・ウィンターズ

◆『禁断の恋人』レベッカ・ウィンターズ(ハーレクイン)
 看護師のミシェルは、怪我をしたザックの在宅看護をすることになった。小さい頃から里親を転々とし、ミシェルの兄の妻シェリリンの両親に引き取られたザックは、ミシェルにとっても弟のような存在だった。夫が死んで以来彼に会っていなかったミシェルは、ザックの大人の男性としての魅力に気づくが──。("The Forbidden Marriage" by Rebecca Winters, 2003)



 ヒロインのミシェルは、ヒーローのザックの7歳上です。年上ヒロインというのは、ハーレでは珍しいのですよね。
 ザックは波乱の幼少時代を過ごしています。三歳の時に実の両親と別れ、里親に引き取られるけど事故で亡くしてしまう。その後、シェリリンの両親に引き取られ、これまた事故で亡くして、シェリリンとその夫のグラハム(ミシェルの兄)に育てられる。その時、9歳。現在は28歳です。
 かなり不運な子供時代を過ごしているので、子供の頃から「結婚したい!」と思っていたミシェルが別の男と結婚してしまった時はどれほどのショックだっただろう、と思います。そうは言っても、やはり7つ下となるとね……その気があっても、まず引け目を感じてしまいそうだし、弟としか思ってなければ、たとえ告白されたことを憶えていても「一時的な熱みたいなもんよね」と考えてしまうこともあるでしょう。彼からすればとてつもなく悲しいことであってもさ。
 ミシェルが夫を病気で亡くし、ザックの在宅看護をするようになり、一緒に暮らしているうちに気持ちが通じあい結婚するまでの話なんだけど、実は最大の障害は後半に出てくる実の父親。というか、両親がなぜザックを手放してしまったのか、という経緯です。これがけっこうショッキングで、彼の不運さがさらに強調されたというか……彼は憶えていないとしても、一生分の不幸をここまでで全部消費してしまった感がありました……。
 実の父親側としてもものすごい修羅場をくぐり抜けてきたと言えるので、「部外者の私が割り込むわけにはいかない……」とミシェルがつい思ってしまう気持ちもわからないでもない。「実のお父さん、すごいお金持ちだから、7つも歳上の嫁なんて、きっといい顔しないよな(´・ω・`)」とも。
 ただ、やっぱり血がつながっているだけが「家族」ではないわけで──実の父の愛も、ましてや金も今までのザックには関係なかったわけですから、他の家族とともに自分を支えてくれたミシェルを、いっしょうけんめい説得して、やっとのことで結婚する。
 全体的にはとてもいい作品だというのはよくわかるんですが、ロマンスというより感動のホームドラマみたいな雰囲気だった。あと、ザックのお母さんの話はやっぱり重い……。ちょっとショック受けちゃった。弱い。最近、とにかくメンタル弱いっす。
(★★★☆)
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theme : ブックレビュー
genre : 小説・文学

tag : コンテンポラリー ハーレクイン(文庫含む) ★★★☆

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    三原 白

    Author:三原 白
    本(主に海外ロマンス小説)の感想と、たまに映画の感想も書きます。ネタバレもありますので、ご注意ください。
    萌え重視であるため、心の狭い感想ばかりです。やや上から目線でもあります。
    評価は★★★★★が満点、★★★が標準点クリア。
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