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■『デッドプール』

『デッドプール』"Deadpool" 2016(6/1公開 5/11試写会)
 元特殊部隊の精鋭ウェイドは、恋人ヴァネッサと幸せに暮らしていたが、末期ガンを宣告されてしまう。絶望した彼はヴァネッサの元から去り、ある人体実験に参加する。その結果、不死身の身体を持つ男“デッドプール”として生まれ変わるが──。(監督:ティム・ミラー 出演:ライアン・レイノルズ、モリーナ・バッカリン、エド・スクライン、ジーナ・カラーノ、T・J・ミラー、他)



 5/11に試写会というかファンスクリーニングで見てきました。ゴジラが吠える歌舞伎町の映画館のIMAXで! 2Dで見られてうれしい。


 これに私は写っているかな──微妙な位置だ。
 X-MENシリーズのスピンオフなんですが、他のアメコミ映画と比べると一見さんでも大丈夫なんじゃないかと思います。もちろんわかると面白い小ネタはたくさんあるけど、デッドプール──デップーのキャラのみでひっぱる映画になっているので。私だってMCUほどX-MENシリーズはちゃんと見ていないけど、面白かったです。
 それに、アメコミ映画ではあるけど、ヒーロー映画じゃないんだよね。オープニングでデップー本人も言ってますが、

「これはラブストーリーだ」

 まさにロマンスと映画のブログであるここにぴったりな映画になってました。だから、「ロマンス映画」のカテゴリに入れたよ!
 街でケチなチンピラとしてうだうだしていたウェイドが娼婦であるヴァネッサと出会い、まっとうな人生を歩もうとしていた矢先に、末期ガンを宣告される。そして、

「ガンも治るよ」

 とそそのかされ、フランシスという男の人体実験を受ける。ガンが治って不死身の身体になったはいいけど、顔が変わってしまい、ヴァネッサの元へ戻る勇気がない。

「フランシスを探しだして顔を直してもらわなきゃ、帰れない(`;ω;´)!」

 と思ったウェイドは“デッドプール”と名乗り、フランシスの行方を追い始める。
 ヒーロー話じゃないよね……そこにあるのは個人的な理由のみ(´ω`;)。だいたい顔は確かに変わったけど、そんなにひどくないのよね。もちろんウェイド役はライアン・レイノルズですから──ってΣ(゚д゚)ハッ! あれっ私、今まで勘違いしてた! なんとデップー役はライアン・ゴズリングだと思ってた(゚Д゚)! 「おかしいな、プロフィールに『きみに読む物語』がないよ。黒歴史なのかしら」と素が思っていたよ!
 ライアン・ゴズリングほどの顔なら、「ああ、俺は醜い。・゚・(ノД`)・゚・。」と思ったとしても「元が良すぎるからな」と思えるよな、と考えていたんだけど、あれー(゚∀。)。まあ、「こんな顔だったっけかな(・ω・;)?」とはちょっと見てて思ったんだけどね……。いや、大変申し訳ない orz
 閑話休題。とりあえずライアン・レイノルズ──ウェイドはライアン・ゴズリングほどのイケメン(これの基準もよくわからないけど)だったと思おう。というか、そんなに顔にこだわるくらいだから、顔は自分の取り柄だと思っていたんだろうね。(髪がなくなったのは別にいいのかしらね?)
 あるいは、資質の一つでも減れば、ヴァネッサは自分のことを嫌いになる、と思ったというか。それも彼女に失礼な話だけど、つまりは自己評価の低いヘタレ男であったというわけか。ならロマンスとしてもよくある設定だ(゚Д゚)!
 だから、末期ガンになった自分から彼女を遠ざけた。もちろん、「もう余命がない」と言われたら自暴自棄になる人も多いだろうし、献身的に付き添う彼女に申し訳ないという気持ちに押しつぶされそうになるのもわかる。「どの面下げて戻ってきたんだ」と言われるんじゃないかという気持ちもあるだろう。それらを全部受け止められるほどの度量が、デップーさんにはない(´∀`;)。
 それならせめて、「顔を直してもらわないと!」と必死になる、ということで──「やることないから思いついたことする」みたいなヤケクソ加減がまったく掘り下げられることなく描かれているのが、妙な爽快感を生むわけです。最近はアメコミに限らず、どんなアクションものにも「キャラの掘り下げ」を入れないと許してもらえないみたいな風潮があるけど、割と適当に描いても、そうやって適当に生きるしかないキャラをちゃんと描けば、無理な掘り下げはそう必要ないんじゃないかと思う。どっちがいいとかではなく、そういうのも私は好き。
 デップーが観客に呼びかけたりするのを「第四の壁」というそうですが、初めてこんな言葉があると知ったよ。小説やマンガでこういう行為が成功していて面白い作品って昔からたくさんあるけど、実はさじ加減次第ではとても自己本位で、見苦しいものになってしまう。作り手側のセンスをものすごく問われる方法。簡単そうに見えるんだけどね。
 つまり、この『デッドプール』は、

「絵にクセ(R指定等)があるけど、ギャグセンスのあるマンガを読んでいる気分」

 いや、何と比べてそうだってのは、別にいいんですけどね(´∀`;)。
 デートムービーとしてもけっこうイケると思う。ゴアシーンより、セリフなんかの方でR指定になった感じだ。
 あと、とにかくキティちゃんは仕事を選ばないな、というのは強く感じました。
(★★★★)
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theme : 映画レビュー
genre : 映画

tag : ★★★★ ロマンス映画

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    三原 白

    Author:三原 白
    本(主に海外ロマンス小説)の感想と、たまに映画の感想も書きます。ネタバレもありますので、ご注意ください。
    萌え重視であるため、心の狭い感想ばかりです。やや上から目線でもあります。
    評価は★★★★★が満点、★★★が標準点クリア。
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