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●『プライドと情熱と』エリザベス・ソーントン

●『プライドと情熱と』エリザベス・ソーントン(二見文庫)
 1815年、英国。美しい貴族令嬢ディアドレは、五年前に求婚を断ったラスボーン伯爵ガレスと再会する。彼は再びディアドレに近づくが、彼女は放埒な弟アーマンドの世話を焼くことに忙しい。ガレスは、アーマンドを利用して、彼女を手に入れようと目論むが──。("To Love An Earl" by Elizabeth Thornton, 1988)



 めんどくさいヒーローとヒロインが、絶えずネチネチ言い争っているギスギスしたロマンスでした。再読です。昔読んだ時も「いまいち」と思ってたんですが、読み直したらさらにそう思った。仕事が忙しい時期に読んだせいもあるかもしれないけど、途中からななめ読みになりました。
 ヒロイン・ディアドレは自分のことを「なんでも知っている」と思っている子であり、ヒーロー・ガレスは「自分のやることはなんでも正しい」と思っている男。まあ、ヒーローはね、ダメでもアホでも性格悪くてもいいんです。けど、ヒロインが好きじゃないタイプなのは読んでいてほんとにつらい。いつも嫌いなアホヒロインとはちょっと違うんだけど、とにかくディアドレは幼く、しかも視野狭窄気味。自分が一番頭いいと思ってるコントロールフリークなんだよね。性格にもう少し素直さがあれば全然違うんだろうけど、幼少期のトラウマにも支配されていて非常に頑なです。しかもそれは本人というより、母の修羅場へのトラウマであり、それは気の毒ではあるんだけれど、それによって弟を甘やかしてダメ人間にしているというところからお話が始まるものですから、いい印象を抱けない。
 そんな彼女がガレスとの恋で成長──ということなんだけど、相手が嫉妬深く策略好きで煽り体質の男ですからあまり説得力がない(´ω`;)。周囲が二人をほめたたえても、私は受け入れられなかったなあ。なんか周りも、気が変わる人ばっかりって感じだったし。
 加えて話の要であるディアドレの弟アーマンドが姉に輪をかけたお子ちゃまというかアホなお坊ちゃんで、めっちゃイライラするキャラなわけですよ。この子も後半は「心を入れ替えたんだ」みたいなこと言いますけど、「なんか都合いいなあ」としか思えない。
 ほぼこの三人が中心になって話が進むので、誰にも感情移入ができないし、すぐカッとなることで話が回っていくし、「なんかずっとキャンキャン言い合ってる(´・ω・`)」としか。
 リン・グレアムみたいな「痴話喧嘩ロマンス」を600ページ読まされている気分だった……。ケンカしているカップル(+1人)にはさまれて逃げられないんですよ。しかもハーレだと(文庫で)せいぜい200ページなのに、単純計算でも3倍、体感だと5倍以上に感じました。これははっきり言ってつらかった。読んでて疲れた……。
「そこそこ」どころではなかったわ(´∀`;)。
(★☆)
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genre : 小説・文学

tag : ヒストリカル 二見文庫 ★☆

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    三原 白

    Author:三原 白
    本(主に海外ロマンス小説)の感想と、たまに映画の感想も書きます。ネタバレもありますので、ご注意ください。
    萌え重視であるため、心の狭い感想ばかりです。やや上から目線でもあります。
    評価は★★★★★が満点、★★★が標準点クリア。
    ★★★★からがおすすめです。
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