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2016 · 06 · 29 (Wed) 08:08

□『ダークマン』

『ダークマン』"Darkman" 1990(Blu-ray)
 人工皮膚の研究者であるペイトンは、弁護士の恋人ジュリーが汚職の証拠書類を研究所に置いたままだったことから、マフィアに襲われる。研究所は爆破され、彼は死んだものとされたが、実際には身元不明で病院に収容されていた。全身に重度のやけどを負ったペイトンは視床下部の神経を切断され、苦痛を感じなくなった。彼は光の下では99分しか保たない人工皮膚を使い別人になりすまし、復讐を始める。(監督:サム・ライミ 出演:リアム・ニーソン、フランシス・マクドーマンド、コリン・フリールズ、ラリー・ドレイク、他)

『デッドプール』を見た時、家族が、

「こっちの方が悲惨だよ(゚д゚)!」

 とすすめたので見ました。確かに、ペイトンの顔の方がずっとひどい。マフィアからのリンチで顔がほとんど溶けてしまっている。手も身体もボロボロだし。
 アメコミのダークヒーローのような設定です。原案・監督のサム・ライミはアメコミのファンらしいんですけど、マーベルが欲しがりそうな映像的にも秀逸なキャラクターだ。のちの『スパイダーマン』シリーズを彷彿とさせるアクションの演出(後半のヘリコプターのシーンなど)はとても迫力があり、楽しめました。
 それに、人工皮膚を使って顔のマスクを作り出す過程が、顔の映像を分析して今でいう3Dプリンタみたいなもので打ち出すという──全然荒唐無稽になっていないところもいい。あの頃見てたらどう思ったんだろうか。いや、現実には今でもここまで簡単にいかないんだけどね。でも、『ミッション・インポッシブル』シリーズのどれかで、こういうふうにマスク作って変装するってシーンがあったなあ、と思い出した。
 人工皮膚が99分しか保たないというのも面白い。光が当たらなければもっと保つから、ペイトンを闇にひそむしかなく、「ダークマン」と自らを称すわけです。そして、視床下部神経を切断されているので、感情のコントロールができなくなる時もあり、超人的な力も発揮できるけど失ったものもあまりに多く、それを悲しむ姿がかわいそう(´・ω・`)。
 いわゆるVFXは、今と比べるとどうしても見劣りはする。でも、設定や物語は魅力的。家族は「今リメイクすればいいのに」と言ってたけど、リアム・ニーソンの演技あっての魅力という気もするなあ。デップーさんの真似とか言われたらもったいないし。
 不満は恋人の女性。きれいかどうかとかそういうのはどうでもいいのですが、

「こいつのせいでこんなひどい目にあって、こいつのせいで隠れ家も知られて──全然いいとこない女だな(゚Д゚)!」

 としか思えず。それでもペイトンは彼女を愛しているというのが一番悲しかったわー。なんだろうか……サム・ライミってヒロインの趣味がいまいちなのかしら?(他の誰とは言わない)
(★★★★)
[Tag] * ★★★★

最終更新日 : 2016-06-29

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