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2009 · 05 · 31 (Sun) 12:16

●『嘆きの城』デボラ・シモンズ

●『嘆きの城』デボラ・シモンズ(ハーレクイン文庫)
 田舎の郷士の娘クレアは、14歳の頃、堀に囲まれた城の持ち主ワージントン侯爵ジャスティンに恋をした。しかし彼は幼いクレアを相手にせず、彼女の心を傷つける。4年後、美しく成長したクレアは、相変わらず放蕩三昧のジャスティンと再会する。("The Squire's Daughter" by Deborah Simmons,1994)

 ヒーロー、自覚なしのメロメロ状態で、それ故、再会したあともヒロインをだいぶ傷つけます。二人がお互いの気持ちを確認しあうまでは、切なくてじれじれ。王道のすれ違いものです。
 が、途中で話はヒーローを苦しめている過去の出来事の追及に転げていきました。私としては、すれ違いを最後までひっぱってってくれてもよかったのになあ。謎の解決も、何だかとっちらかったまま終わってしまった……。その事故(自殺?)がヒーローのせいではない、と割と早い段階でほのめかされるんだけど、それがわかれば充分って思ってしまってね。ヒロインの行動が軽率にも見えて、その原因になってる謎がちょっとうっとうしく感じてしまった。なくてもよかったんじゃないかな、とも思ったよ。
 けど、前半はツボだったなあ。
(★★★)

最終更新日 : -0001-11-30

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