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▼『明日を追いかけて』リサ・マリー・ライス

▼『明日を追いかけて』リサ・マリー・ライス(扶桑社ロマンス)
 シャーロットは、父親殺しの汚名を着せられたまま、逃げ続けていた。たどり着いたのはメキシコの海辺の町。そこで彼女は、戦場で瀕死の重傷を負いながら懸命にリハビリを重ねるマットと出会う。("Pursuit" by Lisa Marie Rice,2008)



 この作品は、リサ・マリー・ライスではなく、エリザベス・ジェニングス(本名)名義で出版されたものだそうで、HOT度がちと、いやかなり低めです。しかし、私はそういうのってありすぎても全然なくてもどっちでもかまわないというか(゚ε゚)キニシナイ!! 人間。実は、リサ・マリーの作品は、HOTシーン以外に気に入っているシーンがたくさんあるしね。
 今回だったら、最初の方のヒーローのリハビリを黙って見守るヒロインに対して彼が贈り物をするシーン。このシーンは、素晴らしいですよ。屈指の名シーンと言ってもいいくらい。まだ言葉も交わしたことのない二人の心が急速に近づいていくとても瑞々しいシーン。私は、銛で獲った魚がヒロインの家の玄関に置かれているのを読んだ時、『ごんぎつね』を思い出して泣いちゃいましたよ。野の花とか巻き貝とか栗とか松茸とか……ああ、ごん(T_T)。
 しかし、それ以降はいつものリサ・マリーです(´∀`;)。それはそれでいいんだけどね。ごん、じゃなかったヒーローは、ヒロインに尽くすというより、崇め奉る。自分とヒロインの住む世界が違うのに劣等感すら抱いてしまう。それでも彼女のためなら何でもやるし、もちろん命も捨てる覚悟でいるという、まさに姫と騎士みたいな関係。ヒストリカルにだって、こんな献身的な奴いないんじゃないかって思うくらいです。
 ラストも『ごんぎつね』みたいな終わり方(ロマンスだからハッピーエンドだけど)ですが……以前にもありましたね。「頼りない」とか「役立たず」とか言われていてかわいそうだったけど、私は好きだな。守られていた姫さまが、ここぞという時に騎士を守ってあげる、というのは萌えます。強靱で不屈な男に崇め奉られるような女ならば、これくらいできて当たり前。ていうか、亭主を傷つけられて黙ってるなんて女がすたる。そして、ヒーローは一生頭が上がらない。それが楽しいじゃないですか。
(★★★☆)
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tag : サスペンス/ミステリ 扶桑社ロマンス ★★★☆

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    三原 白

    Author:三原 白
    本(主に海外ロマンス小説)の感想と、たまに映画の感想も書きます。ネタバレもありますので、ご注意ください。
    萌え重視であるため、心の狭い感想ばかりです。やや上から目線でもあります。
    評価は★★★★★が満点、★★★が標準点クリア。
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