09
1
2
3
4
5
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
   

▲『漆黒に包まれる恋人』J・R・ウォード

▲『漆黒に包まれる恋人』J・R・ウォード(二見文庫)
 両親に愛されず、だれの期待にも応えられなかったと悩むフュアリーは、その自己嫌悪から逃れるために薬物に溺れ、あげく〈兄弟団〉から外される羽目に。〈プライメール〉としての役割も果たせず、そのことで精神的に追い詰められていく。〈巫女〉であるコーミアは彼に手を差し伸べようとするが……。いっぽう敵対する殲滅者“レッサー”との戦闘では、悪の超越的存在である〈オメガ〉、その息子が現れ、危機が迫る──。
・〈黒き剣兄弟団(ブラック・ダガー・ブラザーフッド)〉シリーズ第6作



 今回のあらすじは、裏表紙から転載しました。うまく書ける自信がなくて(´・ω・`)。
 なぜかというと、かなり混沌としている作品なのですよね。一応このあらすじでも「ヒーロー」のフュアリーと「ヒロイン」のコーミアというような書き方をしていますが、実際のところロマンスは全然中心じゃない。いくつかのエピソードで同時進行的に構成されていて、二人のロマンスはその一つに過ぎない。はっきり言ってオマケです。
 ヒーローにしてはフュアリーが痛すぎるんだよね。すごく悩んで傷ついているから、同じところをぐるぐる回り続けるのですよ。コーミアはそれをただひたすら支えるだけ。
 じゃあ、何が中心なのか、というと、おそらく戦士の訓練生ジョン・マシューとそのライバルというか、今回完全に敵対する立場となったラッシュのエピソードになるんじゃないかな。
 帯にこうあります。

「これは終わりなのか、始まりなのか──シリーズ中最大の問題作登場!」

 つまりこの作品は、新章への橋渡しなのですよね。ん? 前にもそういうのがあったな、と思い出す。シリーズ第4作『闇を照らす恋人』でもそう思ったなあ。その頃からもう、ロマンス色が薄れていますね。
 ロマンスと思って読むと期待はずれになる、というのは否めません。ただ、読み始めるとサクサク面白く進むんだよね。たくさんのエピソード(ほんとにたくさん(゚д゚)!)が錯綜していて、めっちゃ長い(880ページ!)にもかかわらず、小説としてはすごく読みやすい。ただ、まったく終わっていないというか、すべて次作へ持ち越しで終わるから、満足感は乏しい。誰かに感情移入する、という読み方もしにくいし、この作品単独で楽しめるかというと、それも難しいだろう。
 評価に悩む作品だ(´д`;)。
 シリーズを読んでいて、なおかつこの世界観が好きで、ロマンスなくても別にいいという人なら楽しめるでしょう(なんだか本末転倒)。私は楽しめたけど、おすすめはしにくいと感じたので、このくらいでしょうかね。
(★★★☆)
web拍手 by FC2

theme : ブックレビュー
genre : 小説・文学

tag : パラノーマル 二見文庫 ★★★☆ シリーズ

Secret

文字を大きく・小さく

    Twitter&ランキング



    いつもありがとうございます♪


    書評・レビュー ブログランキングへ

    にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
    にほんブログ村

    最新記事

    カテゴリ

    ユーザータグリスト

    最新コメント

    最新トラックバック

    リンク

    RSSリンクの表示

    ブロとも申請フォーム

    この人とブロともになる

    メールフォーム

    名前:
    メール:
    件名:
    本文:

    検索フォーム

    English Translation

    English English得袋.com

    アンケート

    QRコード

    QRコード

    FC2カウンター

    カレンダーと月別アーカイブ

    プルダウン 降順 昇順 年別

    08月 | 2019年09月 | 10月
    1 2 3 4 5 6 7
    8 9 10 11 12 13 14
    15 16 17 18 19 20 21
    22 23 24 25 26 27 28
    29 30 - - - - -


    プロフィール

    三原 白

    Author:三原 白
    本(主に海外ロマンス小説)の感想と、たまに映画の感想も書きます。ネタバレもありますので、ご注意ください。
    萌え重視であるため、心の狭い感想ばかりです。やや上から目線でもあります。
    評価は★★★★★が満点、★★★が標準点クリア。
    ★★★★からがおすすめです。
    くわしい注意書きは→コチラ
    リクエストは→コチラ

    最近読まれている記事

    ブログパーツ

    最近の拍手ランキング

    人気の記事

    本ブログ村PVアクセス

    ユーザータグ

    ロマンス映画 ★★★☆ シリーズ コンテンポラリー ハーレクイン(文庫含む) ★★★ ライムブックス ヒストリカル ★★★★ ★★★★☆ ★★☆ 扶桑社ロマンス 新潮文庫 サスペンス/ミステリ 資料用 ロマンス以外 角川文庫 ★★★★★ ハヤカワ文庫 マグノリアロマンス フローラブックス 創元推理文庫 集英社文庫 パラノーマル アンソロジー 二見文庫 ヴィレッジブックス ★★ MIRA文庫 ランダムハウス講談社 ラズベリーブックス その他の出版社 ★☆ ソフトバンク文庫 サンリオ 文春文庫 ラベンダーブックス ラベンダーブックス(幻冬舎) オーロラブックス(宙出版) 講談社文庫