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2017 · 11 · 18 (Sat) 15:38

◆『恋するダイアリー』ペニー・ジョーダン

◆『恋するダイアリー』ペニー・ジョーダン(ハーレクイン)
 夫から離婚を言い渡され、一人で誕生日の夜を過ごすはめになったキティは、ライフコーチから言われた日記をつけることにする。“十年後の誕生日までに達成したいことを十個あげてみましょう”──「インラインスケートをマスターする」「口の中でとろけるようなペストリーを焼けるようになる」「サルサをマスターする」「十四番地に越してきたセクシーな新しい隣人のような男性を夢中にさせる」──。("My Secret With List" Penny Jordan, 2002)
・アンソロジー『ウエディング・ストーリー2004 愛は永遠に』

 日記なので一人称なのです。だから、ヒロインの名前は……読んだ気もするけど、裏表紙のあらすじを参考にしました。
 そしてヒロインのキティ、なんと51歳なのですよ。ぎゃああっ、同世代ですよ(´Д`;)! 私はだいぶ枯れている……。落ち着いている、といえば聞こえはいいけれど。
 51歳で突然夫から理不尽な離婚を言い渡され(若い女のところへ逃げた)、お金もないし若くもないしきれいでもないんだけれど、新しい隣人テイト(おそらく同年代)に夢中になり、なんとか仲良くなりたい、と日々もがく姿がドタバタと描かれます。しかしテイトは若い女の子と一緒に暮らしている──。
 もがき続けるキティの失敗や奇行を面白おかしく描く、といえばこれまた聞こえはいいですけれど、まあ、自虐的なコメディだよね。私、欧米(ペニー先生だから舞台はイギリス)のこういうコメディは、なんとなく切なくなるというか──笑い者になりそうなところを本人のユーモアで切り抜ける、というシチュエーションだったりするけど、本人は悲しかったりみじめだったりもする、というのが、けっこうかわいそうに見えてしまうのですよね……。
 とはいえ、そこまで心情をえぐるところまでは行っていないような。とにかくヒロインとその友だちとご近所の人たちと犬がドタバタ騒ぎ倒すというお話でした。そして、ラストはセクシーな隣人と希望どおり幸せになって終わり。コメディなので、ヒーローがどうしてヒロインに惹かれたかは特に書かれてはいない。というか、普通だったらくっつく要因はないよね(´ω`;)。あれだけのことをやってたら、引いてしまうよ……。そこら辺を「コメディだから」ですますのって、個人的にはあまり好きではないんだよなあ……。
 しかし、ペニー先生には珍しいテイストのお話でした。その点にちょっとオマケ。コメディって、やっぱ難しいなあ!
(★★★)

最終更新日 : 2017-11-18

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