09
1
2
3
4
5
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
   

□『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』

『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』"Star Wars: The Last Jedi" 2017(12/15公開)
 レイア・オーガナ将軍率いるレジスタンス軍はファースト・オーダー軍からの奇襲を受け、からくも逃げ切ったかに見えたが、なぜか追尾されてしまう。ポーとフィンはその謎を解くために奔走するが──。一方、ルーク・スカイウォーカーが隠遁生活を送る惑星の孤島で、レイは彼の説得を試みていた。(監督:ライアン・ジョンソン 出演:マーク・ハミル、キャリー・フィッシャー、アダム・ドライバー、デイジー・リドリー、ジョン・ボイエガ、オスカー・アイザック、他)



 2時間40分、退屈もせず、面白く見られたのですが──どうもモヤモヤの残る作品でした。
 世間的には「大絶賛」という感じですが、私としては「スター・ウォーズはついにカルト映画になってしまったな」という気持ちが強い。世界的にファンが多いので、「カルト映画」という言葉にあるマイナー感はまったくないですけど、これは世界最大の「カルト映画」──ある意味「宗教」に近い。
 Wikipediaの『最後のジェダイ』の「批評」のところに町山さんの言葉が載っているけれど、つまり「原点」に立ち返ったことを絶賛している。それをうれしいと思う気持ちはわかる。でも、それはやっぱり私には「同じことのくり返し」に見えてしまう部分があって、「いつまでそれをやっているの?」とか「回り回って原点かよ」とか、そういうツッコミどころを生んでしまう。しかし、それが好きな人が大量にいるというか、多分大多数であって、「そういうんじゃなく、もっと新しい切り口を」とか言う人の言葉を聞く必要はあまりないんだよね。まあ、それはエピソード1〜3でわかったってことなのかもしれないけど。
 ジェダイの力は決して特別なものではない、という考え方はもちろんいいし、魅力的であるんだけれど、コントロールが難しく闇に落ちやすい、というのはとうの昔からわかっていたのに、どうもこう、それに対して何もしなかったからこうなった、みたいな気分に、今回の作品を見て思ったわけです。いや、何もしなかったわけじゃないんだろうけど、たとえばそれを打破する何か新鮮な突破口みたいなものを見たいなあ、と私は思った。三部作であるなら、その兆しが見たかった。でもそれはないみたいだし、古いジェダイはいなくなってしまった。教えてくれる人(まあ、誰も成功はしていないんですけど)が不在の状態で、力を持て余し、心の闇も深そうな不安定な若者たちだけでどうすんだよ(゚Д゚)!? というところで終わってしまう。
 不安定な人間にこそジェダイの力が宿るジェダイの力に目覚めると不安定になる、みたいな設定になってきちゃったんだけど、じゃあ圧倒的に安定したジェダイがいたっていいじゃん、みたいな気分になるんだよなあ。あと、闇に転ぶのも光に転ぶのも同じじゃないかしら。あまりにも光が強すぎる人は、それはそれで歪んでると思うけど──。
 Σ(゚д゚)ハッ! 今思いついた。4〜6はそういう図式に当たっていたんだろうか。ルーク対ダースベイダーはそういうこと? 光だからなんでもうまくいくわけではない、と悟ったからルークは「バランスが大事なんだ」と言っていたの? ルークのこと、ずっと父親同様「ダメな奴」と思ってきたんだけど、ダメというより圧倒的な光だったから、普通の常識からはずれた人だっただけ?
 そういう真理みたいなものが見える作品だった? 「闇に落ちなければいい」「もっと修行しろ」という精神論とか根性論の世界から、ようやくジェダイの構造が見えてきた、というお話?
 うーん、考えているとだんだん興味深くなっていくけれど──そうなると、もうちょっとストーリーがちゃんとしていれば! と悔やまれる。「このキャラを出すためのエピソードじゃないか」とか「結局無駄なことになっちゃってる!」とか「なんであの人は肝心なことを言わないのか」みたいにたくさん気になることが見ている最中にあって、映画に没頭できなかったんだよねー。特にレジスタンス軍パートね(´・ω・`)。
 とはいえ、書いているうちに面白い考察にもたどりついたので、ちょっとエピソード9が楽しみになってきた。私の考察は全然当たってないと思いますけどね(´ω`;)。
(★★★☆)
web拍手 by FC2

theme : 映画レビュー
genre : 映画

tag : ★★★☆

Secret

文字を大きく・小さく

    Twitter&ランキング



    いつもありがとうございます♪


    書評・レビュー ブログランキングへ

    にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
    にほんブログ村

    最新記事

    カテゴリ

    ユーザータグリスト

    最新コメント

    最新トラックバック

    リンク

    RSSリンクの表示

    ブロとも申請フォーム

    この人とブロともになる

    メールフォーム

    名前:
    メール:
    件名:
    本文:

    検索フォーム

    English Translation

    English English得袋.com

    アンケート

    QRコード

    QRコード

    FC2カウンター

    カレンダーと月別アーカイブ

    プルダウン 降順 昇順 年別

    08月 | 2019年09月 | 10月
    1 2 3 4 5 6 7
    8 9 10 11 12 13 14
    15 16 17 18 19 20 21
    22 23 24 25 26 27 28
    29 30 - - - - -


    プロフィール

    三原 白

    Author:三原 白
    本(主に海外ロマンス小説)の感想と、たまに映画の感想も書きます。ネタバレもありますので、ご注意ください。
    萌え重視であるため、心の狭い感想ばかりです。やや上から目線でもあります。
    評価は★★★★★が満点、★★★が標準点クリア。
    ★★★★からがおすすめです。
    くわしい注意書きは→コチラ
    リクエストは→コチラ

    最近読まれている記事

    ブログパーツ

    最近の拍手ランキング

    人気の記事

    本ブログ村PVアクセス

    ユーザータグ

    ロマンス映画 ★★★☆ シリーズ コンテンポラリー ハーレクイン(文庫含む) ★★★ ライムブックス ヒストリカル ★★★★ ★★★★☆ ★★☆ 扶桑社ロマンス 新潮文庫 サスペンス/ミステリ 資料用 ロマンス以外 角川文庫 ★★★★★ ハヤカワ文庫 マグノリアロマンス フローラブックス 創元推理文庫 集英社文庫 パラノーマル アンソロジー 二見文庫 ヴィレッジブックス ★★ MIRA文庫 ランダムハウス講談社 ラズベリーブックス その他の出版社 ★☆ ソフトバンク文庫 サンリオ 文春文庫 ラベンダーブックス ラベンダーブックス(幻冬舎) オーロラブックス(宙出版) 講談社文庫