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▼『その愛に守られたい』シャノン・マッケナ

▼『その愛に守られたい』シャノン・マッケナ(二見文庫)
 ソーシャルワーカーのニーナは、ある朝ウクライナ語を話す年老いた女性にいきなり注射を打たれた。ニーナはその女性が誰だか気づくが、意識を失い、病院でも何者かに襲われる。親友夫婦が送り込んでくれた元FBIのアーロと逃げることになるが、彼は彼でどうしても行かなければならないところがあった。("One Wrong Move" by Shannon Mckenna, 2012)
・〈マクラウド兄弟〉シリーズ第9作



 もうこれ、ロマサスじゃないよね、パラノーマルだよね(´Д`;)! 一応シリーズに合わせたマークにしときましたけど。
 飲むと超能力が身につく薬(飲んでいる人の思考は、ジャンキーそのものなんですけどね)の、さらに強力なものを作り出した女性科学者が、ヒロインのニーナにその薬を打ち、彼女の元々あった超能力が増強される。でも、そのままにしておくと死んでしまうから、もう一種類の薬を四日以内に打たないといけない。その隠し場所を探す、という物語です。
 超能力──これ、私にはかなり両刃の剣です。うまく使って、面白ければ大好物です。でも、適当に使われると萎える。ほんと萎える(´・ω・`)。
 今回のは萎えるものになっていました。なんだろう……これだけ荒唐無稽なものにするなら、いっそ超能力バトルみたいな派手な見せ場がほしい、と思ってしまった。けど、そういうシーンは割と地味。テレパシーか精神操作ばかりで、つまりは精神攻撃なわけですから、結局のところすごく卑怯な戦いになるのよね。主人公たちの悲惨な過去をもてあそぶみたいな展開になるから、それが読んでてあまりいい気分ではない。悪役を書くのが上手なマッケナだけど、今回はいやな部分ばかりが目立つかなあ。「超能力」ではなく「ただの便利な力」としてしか描かれていないところがまた、都合いいと思ってしまうのですよね(´-ω-`)。悪役としては正しいのかもしれないけど、だったらそれに対比する主人公側の逆転劇も見たいところ。
 あと、人がすごくたくさん死ぬし、過去にもたくさんひどい目にあって死んでいる人がいて、読んでてつらくなる……。それを丁寧にリカバリーしながら話が進んでいけばまだいいんだけど、けっこうおざなりな感じで進んでいってしまう。その割にテンポが悪い。前半は特に読みにくかった。主人公以外のシリーズ登場人物たちももひどい目にあったりしてて、それのフォローもあまりない。「マクラウドのくせに無能なのかよ(゚Д゚)!」とつい思ってしまうよ。
 ニーナとヒーローのアーロの関係も、なんだがずっとケンカばかりしていてね……。わかりますよ、気を紛らわすためのじゃれあいみたいなものというのは。そういうのが好きな人にはいいと思いますけど、私はあまり好みでないシチュエーションなのよね……。なんか無駄な言い争いをしていて、「そんな時間あるのかなあ」とつい思ってしまうという……。
「そんな時間あるのか」の最たるものであるHOTシーンをつい読み飛ばすということにもなってしまい(´・ω・`)──ちょっと残念な読み口でございました。
(★★☆)
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theme : ブックレビュー
genre : 小説・文学

tag : サスペンス/ミステリ 二見文庫 ★★☆ シリーズ

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    三原 白

    Author:三原 白
    本(主に海外ロマンス小説)の感想と、たまに映画の感想も書きます。ネタバレもありますので、ご注意ください。
    萌え重視であるため、心の狭い感想ばかりです。やや上から目線でもあります。
    評価は★★★★★が満点、★★★が標準点クリア。
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