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2018 · 08 · 17 (Fri) 21:04

□『ガメラ 大怪獣空中決戦』

□『ガメラ 大怪獣空中決戦』1995(WOWOW)
 太平洋上に現れた謎の巨大漂流環礁は、日本を目指して進んでいた。海上保安庁の米森良成は、環礁に上陸し、そこで謎の石版と大量の勾玉を発見する。一方、九州の姫神島では、島民を謎の巨大怪鳥が襲う。調査に乗り出した鳥類学者の長峰真弓は、政府の怪鳥捕獲作戦に協力するが、逃げた一羽を海沿いで倒し、博多に上陸したのは、あの巨大環礁だった。(監督:金子修介 出演:中山忍、伊原剛志、藤谷文子、小野寺昭、螢雪次朗、他)

 平成ガメラ三部作は、見たはずなんですけど、よく憶えていない……。
 今回見直してみてよくわかったのは、「ガメラが今の日本に現れたらどうなるか」というシミュレーションの物語を、無駄のない構成と抑制された展開で見事に表現している、ということです。「あ、『シン・ゴジラ』はこういう流れの最高峰ということなのね」と思いました。『仮面ライダークウガ』なんかもこれがあったからなのかなあ。こういうのはみんな考えることだろうけど、娯楽ものとして仕立て上げるのはやっぱり大変に違いない。
 私、実はガメラは、ゴジラより思い入れがあります。それはゴジラと違い、ガメラは(物語的には敵役でも)最初から子供の味方として作られた怪獣であり、年代的に世代ドンピシャであり(ゴジラはもっと上世代)、私も映画館でガメラを応援していた子供だったからです。ガメラの歌をよく歌っていたよ。そして、ガメラはゴジラよりかわいい。今回のもやっぱりかわいいのです。特に顔が。
「イケメンだから好き」みたいじゃねえか、と言われると「そんな感じかな(´・ω・`)……」としか言えないです。私はおっさんとかわいいものが好き。その上、空も飛べるし。
 ガメラはギャオスという生物兵器を倒すために生まれた、みたいな設定になってて、そこがまたちょっと切ない。ただ人間のためというより、「地球のため」に戦うらしいのですよ。人間の命も守ってくれるんだけどね。
 伊藤和典さんの脚本なんだよね……。今なら、もう少しこの人の脚本でもうまく実写化できるんだろうか、と思いました。このガメラも充分面白いんですけど、彼のイマジネーションをそのまま映像化できたら、もっともっと面白いんじゃないかと──私の中では少しもったいない、という印象がある。彼のポテンシャルを活かしきれていない日本映画界……。
(★★★★)
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最終更新日 : 2018-08-17

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